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蘇れ「最後の50セント」
居抜き出店の後継者を募集
2026.07.06
前橋市中心街の路地裏にあり、不思議な空間で常連に愛されたすき焼き専門店「最後の50セント」。店主が亡くなり閉店状態となっている店を復活させようと、店主から店を引き継いだ長年の友人が後継者を探している。「最後の50セント」の看板と店主が作り上げた独特の世界観がある店舗を守るのが条件。「前橋のまちなかの宝となりうる店。情熱ある若い人に任せたい」と後継者の名乗りを待ちわびている。
創業の三村さん志半ばで死去
最後の50セントは若いころに芸能界で働いていた三村次男さんが40年ほど前に帰郷して開いた。
手先が器用だった三村さんは自ら店内を改装、不思議な人形や置物、アンティークで飾り付け、オリエンタルのような、妖怪の世界のような空間に仕上げた。
料理はすき焼きだけ。鍋奉行を勤め、安く手に入る外国産の牛肉を秘伝のタレと焼き方で美味しく調理した。愛想のいい接客もあり、予約で埋まる人気店となった。
▲切り盛りしていた三村さん
▲最後の50セントの入口
▲異国に来たような内装に驚かされる
だが、2025年秋に体調を崩し、末期がんと診断された。他の臓器にも転移していたため治療を止め、緩和ケアを受けた。「好きなように生きた」と運命を受け止めた三村さんは2026年2月9日、穏やかな最期を迎えた。享年78。
▲調理と接客に定評があった三村さん
幼馴染が最期を看取る
三村さんを看取ったのは幼馴染の盧昭男さんだった。盧さんが経営する中華料理の福州飯店(前橋市大渡町)は福州軒の店名でもともとは中心街にあり、三村さんとは70年以上にわたり親交を深めてきた。
すき焼きのレシピを考え、飲食店経験のなかった三村さんを支えたのも盧さんだった。
身寄りのない三村さんの入院費や葬式などの費用を出すため店舗を買い取った。
「さばさばした性格で未練など残さなかった。ただ、店の話しになると、『あと2、3年頑張れば超繁盛店になった』と残念がった」。志半ばでこの世を去った幼馴染の遺志を大事にしようと後継探しを決意した。
すき焼きのレシピも提供
店内は厨房が狭く、本格的な飲食店の経営には向いていない。ただ、すき焼き店を続けるなら、鍋やコンロはそろっており、居抜きですぐに営業が可能。
盧さんは「レシピも提供するし、家賃も事業が継続できるよう低くしたい。店名と内装を変えず、創業者が三村次男であることを守ってもらえれば、業態は好きにしてもらって構わない。ぜひ、店を繋いでほしい」と熱望している。
▲後継者を探す盧さん
- お問合せはこちら
- 070-1304-1798(盧秀明さん)
| メールアドレス | rororo6891@gmail.com |
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