work

働きたい

小学生 仕事の楽しさ実感
前橋市中心街で職業体験会

2024.11.04

小学生 仕事の楽しさ実感
前橋市中心街で職業体験会

 子供たちの職業体験会「第18回スマイルキッズショッパーズ」が11月4日、前橋市中心街で開かれ、小学4年生から6年生まで約80人が飲食店や小売店、美術館や介護施設で1日店員、1日職員となった。実際に料理を作ったり、元気に声を出して接客したりして、働くことの楽しさと厳しさを味わった。

料理に挑戦、正座や取材も

    前橋プラザ元気21で合同入社式に臨んだ“新入社員”は3、4人のグループに別れ、それぞれの職場に出勤した。

 参加者が多かった飲食店では声を枯らしながら客の呼び込みをしたり、実際にピッツャやクリームソーダ、弁当を作ったりした。ノンアルコールのカクテルを作った男子は「大人になったらお酒の入ったカクテルを作ってみたい」とバーテンダーに目覚めていた。

 華やかな仕事だけでなく、商品の価格表付け、介護体験といった裏方の仕事にも挑んだ。

▲ヤギカフェでお弁当づくり

▲大川屋本店で薬味のネギを切る

 前橋八幡宮では正座をして、禰宜から歴史や作法を学んだ。前橋新聞me bu kuには3人の記者兼カメラマンが配属され、仲間の奮戦ぶりを取材した。

▲前橋八幡宮で(撮影/子供記者、綱島彩乃さん)

▲マルカでクリームソーダを運ぶ(撮影/子供記者、城島灯さん)

 体験後の報告会では「働くことの大変さと楽しさを知ることができた」「自分で作った弁当は美味しそうだった」「失敗してもいいよと優しく教えてもらえた」など、思い思いに感想を発表した。

 参加者は1日の“給料”として参加店で使える1000円分の商品券を手にし、家族と食事や買い物を楽しんだ。

 スマイルキッズショッパーズは子供たちに仕事体験を通じて、将来の仕事選びの参考にしてもらおうと、前橋青年会議所のOBや有志による実行委員会(大島一光実行委員長)が企画。9月にはけやきウォーク前橋で開かれた。

▲黒田人形店で(撮影/子供記者、中島一花さん)

▲「蕎麦とラー油」で薬味を準備

▲ポンチでメニュー表づくり

前橋新聞mebuku子供記者の取材日記

城島灯さん(前橋大利根小6年)

 私は新聞記者の体験をして、記者は話し方に注意していろいろな角度で、聞かれる人に話しやすいように相手のことを考えながら質問することが大切ということを理解しました。
 カメラマンを体験して、カメラを使っていると写る人を美しくする写し方を考えたり、想像力がひつようなことがありました。どちらも、しょうらいやりたいなって思いました。mebukuを読んでもらう方に読みやすく作るのは本当にすごいと思いました。

中島一花さん(前橋山王小5年)

 私はマルカというお店を取材しました。体けんではコーヒーとクリームソーダを作っていました。コーヒー作りではおゆをいれたり、タイマーをセットしていました。おゆをいれるところでは、少しずつていねいにいれていてとてもおどろきました。体けんした人の話ではクリームソーダのシロップのりょうのちょうせいがむずかしかったらしいです。
 カメラで写真をとるときは手がゆれてとてもむずかしかったです。

綱島彩乃さん(前橋桃井小4年)

 わたしたちがきょう体けんしたことは、いろいろな店の取材をしたことです。1番楽しかったことは、カメラで店の様子をとったことです。なぜかというと、ピントをあわせたり、いろいろな角度で写真をとったりして自由に写真をとれるからです。
 わたしが取材した店は「クロダ人形店」です。クロダで体けんしていたみんなは、テキパキとレジうちや商品のラッピングをしていました。また、スマイルキッズショッパーズを体けんしたいです。