news
NEWS
映画『ブルーボーイ事件』
前橋まちなか聖地巡礼マップ
2025.11.15
映画「ブルーボーイ事件」が撮影された前橋まちなかを巡ってみませんか。キャストやスタッフが立ち寄った店や、劇中に登場した場所が点在しています。スポットごとに添えられた飯塚花笑監督のコメントを手がかりに、スクリーンの余韻を前橋の街で追体験してください。
- 目次
-
- 1. 【ロケ地を訪ねよう】全9カ所
- ①群馬県民会館
- ②県民会館前通り
- ③ハウゼビル
- ④前橋スズラン前
- ⑤上電横丁
- ⑥群馬県庁「G FACE CAFE」
- ⑦NIPPON語学院
- ⑧千代田町5丁目の路地(クラブ「クラリス」通り)
- ⑨るなぱあく(前橋市中央児童遊園)
- 2. 【キャスト・スタッフの通った店へ】全15カ所
- ⑩にんにく家前橋店
- ⑪居酒屋たぬき
- ⑫食堂☆酒バ ココソーレ
- ⑬みやたや
- ⑭モアスープ
- ⑮蕎麦屋 亀甲
- ⑯親方ホルモン
- ⑰だんごの美好
- ⑱モモヤ
- ⑲リバーズミートDELI
- ⑳松葉屋
- ㉑カフェ べえす
- ㉒21HOUSE
- ㉓コミックパブ パセリ
- ㉔前橋ホテル
- 3. 【映画の裏側を見に行こう】全5カ所
- ㉕前橋シネマハウス
- ㉖スタジオ6.11
- ㉗アクエル前橋 TSUTAYA書店
- ㉘本屋 水紋
- ㉙前橋市役所
29カ所のGoogleマップリストはこちら
【ロケ地を訪ねよう】全9カ所
物語の舞台を歩き、あのシーンの風を感じよう。
①群馬県民会館
最高裁判所を設計した建築家、岡田新一さんのデビュー作。独特の風格があり、映画に登場する1960年代の東京地方裁判所の外観やロビーとして一際魅力を放っています。狩野弁護士(錦戸亮)、時田検事(安井順平)の白熱したシーンの撮影は今でも心に残っています。
▶︎群馬県民会館Googleマップ
②県民会館前通り
通りに建つ1981(昭和56)年建設のアイビータウン日吉(日吉町改良住宅団地)がレトロで風情たっぷり。実在するカフェ「べえす」の看板も映っています。
▶︎県民会館前通りGoogleマップ
③ハウゼビル
アー子(イズミ・セクシー)と彼女を信頼するブルーボーイたちが開店準備を進める「バーアダム」。どこで撮影するかは本作の重要な判断基準でした。銀座通りのハウゼビルの3階、元キャバレーだったこの場所と出会った時「これで前橋で撮影ができる!」と心躍りました。
▶︎ハウゼビルGoogleマップ
④前橋スズラン前
デパート「前橋スズラン」前でサチ(中川未悠)と狩野弁護士(錦戸亮)が初めて出会うシーンを撮りました。60年代の街並みを再現するのは至難の業。ただカメラのフレームの切り方でここは完璧に当時の銀座に見えたんです。皆さんもぜひその目で確かめて。
▶︎前橋スズラン前Googleマップ
⑤上電横丁
上毛電鉄「中央前橋駅」の西、上電横丁一帯は昭和の風情が残る貴重なエリア。ラストシーンはここで撮影しました。古い居酒屋が並び、薬屋、カメラ店など生活の匂いも感じます。歩いているだけで昭和にタイムスリップしたような気持ちになるはずです。
▶︎上毛電鉄Googleマップ
⑥群馬県庁「G FACE CAFE」
群馬県庁昭和庁舎1階にあるレストランでサチ(中川未悠)と恋人の若村(前原滉)が食事をするシーンを撮りました。撮影初日だったため、みんな妙な緊張感があったのを覚えています。撮影時、ほとんど飾りを足さずとも存在感のあるロケ地でした。
▶︎群馬県庁「G FACE CAFE」Googleマップ
⑦NIPPON語学院
官庁街に建つビルの一室を借りて狩野弁護士(錦戸亮)の事務所をつくり上げました。花柄の壁紙と木製家具が調和した、クラシックモダンな応接室。蛍光灯の優しい灯り。今も「狩野弁護士事務所」はこのビルの中に存在するような気がしています。
▶︎NIPPON語学院Googleマップ
⑧千代田町5丁目の路地(クラブ「クラリス」通り)
中央前橋駅近くの通りで、物語の大きな転換ポイントとなるシーンを撮影しました。狩野弁護士(錦戸亮)とサチ(中川未悠)の思いが交差する大切な場所です。有名なフィリピンショーパブのある通りと後から知りました。
▶︎千代田町5丁目の路地Googleマップ
⑨るなぱあく(前橋市中央児童遊園)
1954(昭和29)年誕生の「るなぱあく」で狩野弁護士(錦戸亮)が子どもと過ごすシーンを撮影しました。本編ではやむなくカットしたものの、ロケーションの魅力は抜群。入場無料で遊具は10~50円と子どものお小遣いで遊べます。
▶︎るなぱあく(前橋市中央児童遊園)Googleマップ
【キャスト・スタッフの通った店へ】全15カ所
撮影の日々を支えた、思い出の味と人に出会おう。
⑩にんにく家前橋店
ニンニク好き御用達の創作イタリアンのお店。看板は「ドラキュラ殺し」。エスカルゴの器の中に、まるごと一個のニンニクがパン粉焼きになっています。パスタやピザもニンニク満点。次の日、撮影があってもスタッフキャスト一同容赦なくにんにく料理をいただきました。
▶︎にんにく家前橋店Googleマップ
にんにく家 2つのにくでスタミナつけよう(N)
⑪居酒屋たぬき
やきとりとおでんの居酒屋さんで、キャストがとにかくお世話になったお店です。名物、肉じゃががすごい。大きな豚バラはとろっとろ。ジャガイモは大きくカット。脂が多く甘めの味付けなので、七味とサンショウをかけると最高です。
▶︎居酒屋たぬきGoogleマップ
たぬき とろとろ肉じゃがに癒やされて
⑫食堂☆酒バ ココソーレ
地元の食材を使った創作料理の居酒屋さん。キャストやスタッフが宿泊していた前橋ホテルの目の前にあったのでよく利用しました。「男は黙って赤城牛」「北海道出身 タコの頭です」。クスッと笑わせるような貼り紙にホッとさせられました。
▶︎食堂☆酒バ ココソーレGoogleマップ
食堂酒バ ココソーレ ブランド豚に卵のWパンチ
⑬みやたや
海なし県の群馬で生きのいい魚料理や定食が食べられるお店です。くいしんぼうのスタッフの胃袋も大満足。ロケハンから撮影の間に何度も通いました。スタッフ一同「東京で食べたらこの倍はするぞ」と価格面でも絶賛していました。
▶︎みやたやGoogleマップ
みやたや サンマ祭り 12年ぶり開催
⑭モアスープ
農家が経営している食材にこだわったカフェです。卵3個を使ったふわふわの「平飼い卵の厚焼きサンド」は絶品。撮影の合間に抜け出し、つまみ食いにサンドを買いに走るスタッフがいたことは見なかったことにしています。
▶︎モアスープGoogleマップ
モアスープ 畑と街をつなぐ厚焼き卵サンド
⑮蕎麦屋 亀甲
撮影終わりはどうしても夜になってしまいます。遅くまでやっているお蕎麦屋さんは貴重です。日本酒と美味しいお蕎麦を求めスタッフが何度も通いつめたお店です。翌日の朝食用に手巻き寿司を作ってくれるのもありがたかったなあ。
▶︎蕎麦屋 亀甲Googleマップ
亀甲 街中に飲める蕎麦屋さん登場
⑯親方ホルモン
疲れたなと思うときはやっぱり肉。馬場川通りの親方ホルモンで栄養補給しました。生ビール片手に名物のホルモンや赤城牛のカルビやハラミ。豚あご(数量限定)など珍しい部位も。若いスタッフの応対も気持ち良くて、元気もらいました。
▶︎親方ホルモンGoogleマップ
親方ホルモン 超新鮮 ホルモン祭り
⑰だんごの美好
ロケ隊の朝は早い。朝食は「だんごの美好」さんが届けてくれるおにぎりでした。お米が美味しいんです。こちらのお店、なんと朝4時から営業しているテイクアウト専門店。だんごやお餅、お弁当など種類も豊富で、驚きの安さです。
▶︎だんごの美好Googleマップ
だんごの美好本町支店 だんごも餅も弁当も
⑱モモヤ
1956(昭和31)年創業の渋くてかわいいパーラーレストラン。キャストとスタッフのお気に入りの店でした。ラーメン、オムライス、トンカツからプリン・ア・ラ・モードやパフェまで何でもあります。ショーケースの食品サンプルもいい味出してます。
▶︎モモヤGoogleマップ
【前プロ 老舗の暖簾くぐってみた▶4】パーラー・レストラン モモヤ (K) 3世代に親しまれる人気店
⑲リバーズミートDELI
大人気のお肉弁当専門店です。映画撮影は体力勝負。美味しくてボリュームのあるローストポーク弁当はスタッフに大好評のメニューでした。ボックスを開けるとたっぷりのご飯に、たっぷりのお肉がドン。野菜も豊富でスタッフに大人気でした。
▶︎リバーズミートDELIGoogleマップ
リバーズミートデリ 炭火とボリュームで昼を制す
⑳松葉屋
群馬県民会館の近く。ロケハン中に、とあるスタッフが通いつめたオアシスです。昭和30年代に焼きそば店として創業し、昭和50年代から食堂に。名物のソース焼きそばや昔ながらの醤油ベースの小ラーメンがついた定食。心にジーンと来る味です。
▶︎松葉屋Googleマップ
松葉屋 黒い暖簾と香ばしメンチ
㉑カフェ べえす
県民会館通りにある1982(昭和57)年創業の喫茶店です。自家焙煎するコーヒーとケーキが美味しいお店。そしてレトロな文字の看板がいい。映画の中にも登場し、昭和感を盛り上げてくれました。
▶︎カフェ べえすGoogleマップ
べえす 前橋の老舗ジャズ喫茶の一杯
㉒21HOUSE
ロケハンで何度もお世話になりました。前橋の老舗バーで、選ぶのに迷うほどカクテルメニューが豊富です。バーテンダーの“お母さん”の話をつまみに飲んだら、いつもよりステキに酔った気がします。
▶︎21HOUSEGoogleマップ
㉓コミックパブ パセリ
ロケハンやスタッフの打ち上げでお世話になりました。女装ママのモノマネショーは圧巻です。盛り上がったなんてもんじゃありません。谷村新司、研ナオコ、美川憲一でお腹かかえてのけぞって。記憶に残る夜を過ごしました。
▶︎コミックパブ パセリGoogleマップ
㉔前橋ホテル
キャストとスタッフの宿泊先はまちなかの前橋ホテル。セットの建て込みから入っているスタッフは2カ月近く、ほかのスタッフたちも1カ月ほど滞在しました。まるで“みんなの家”本当にありがたかったです。
▶︎前橋ホテルGoogleマップ
【映画の裏側を見に行こう】全5カ所
上映館やパネル展会場で、映画が生まれた熱にふれよう。
㉕前橋シネマハウス
8割程度が前橋で撮影された映画『ブルーボーイ事件』。全国に先駆けて試写を行ったのはここ。1987(昭和62)年に建てられ、前橋と共に歩んできた空間。壁に施された絵本作家、荒井良二さんのイラストがとてもかわいらしい。心地良いイタリア製のシートに座り、ぜひ『ブルーボーイ事件』を観てください。
▶︎前橋シネマハウスGoogleマップ
㉖スタジオ6.11
私、飯塚花笑の事務所兼スタジオです。「群馬発世界へ」を掲げた私の映画づくりはここから始まりました。県内エキストラ登録者さん向けの「ひとびとの教室」やプロ志望者の芝居のワークショップを随時開催しています。
▶︎スタジオ6.11Googleマップ
㉗アクエル前橋 TSUTAYA書店
JR前橋駅を降りたら、北口ロータリーに建つアクエル前橋1階のTSUTAYA書店へ。レジ横の特設スペースで『ブルーボーイ事件』のパネル展を開いています。映画に登場する証言台が出没するかも。
▶︎アクエル前橋 TSUTAYA書店Googleマップ
㉘本屋 水紋
中央通りの小さな書店。『ブルーボーイ事件』の特設コーナーがあります。パネル展が行われるほか、映画の関連書籍を販売中。店主こだわりのコーヒーを味わいながら、映画の裏側を覗いてみてください。
▶︎本屋 水紋Googleマップ
㉙前橋市役所
映画撮影のオフショットのパネルや、『ブルーボーイ事件』の資料を展示する特設コーナーを開設しています。
▶︎前橋市役所Googleマップ
関連する特集・連載
-
2025.11.15
- NEWS
映画『ブルーボーイ事件』 前橋まちなか聖地巡礼マップ
-
2025.11.08
- NEWS
公開目前『ブルーボーイ事件』 飯塚花笑監督とおうえん隊 映画界への静かな“革命”
-
2025.10.06
- 見たい
【記者の目】映画『ブルーボーイ事件』前橋で初上映 全国初レビュー、記者が見た光と影
-
2025.10.04
- 聞きたい
映画「ブルーボーイ事件」応援隊トークイベント 13日前橋で開催
-
2025.09.28
- 見たい
前橋ロケの「ブルーボーイ事件」 東京国際映画祭ノミネートの快挙
-
2025.09.19
- 聞きたい
【聞きたい飯塚花笑監督/後編】 キャストを虜にした前橋グルメ 錦戸亮も出演「ブルーボーイ事件」


