【前橋元気プロジェクト・名建築物見て歩き】vol.1
旧アメリカン・ボード宣教師館

この建物は、1892年に前橋ステーションの宣教師の住宅として建てられたものである。(現在、移築復元)多くの宣教師がこの住宅に駐在し、前橋の教育に貢献してきた。中に入る、その前に面白いことがあった。靴を脱いで入ったからである。アメリカから来た宣教師たちが住んでいた住宅である、てっきり外履きのままかと思いきや、スリッパをはかされ、中に入った。

実際に中に入ってみて、特に興味深かったのは五右衛門風呂(復元)である。明治につくられたものでありながら、かまどの火を入れる箇所が建物外部ではなく、内部にあり、家の中にいたまま、お湯を沸かすことができる。また、かまどが煉瓦であり、私たちが頭に思い浮かべる五右衛門風呂とは、少し異なっている。上げ下げ窓も興味深く、おもりがつくことによって、開けるのが容易になっている。ぜひ体験していただきたい。