高校生が語る母校の素顔、受験術 中学生に役に立つ情報を紹介

６高校の現役生６人がプレゼンし、学校の特長、授業や部活の様子を分かりやすく紹介した。前橋女子高3年の井上桜さんは特別に「恋愛編」と題して、「女子高なのでなかなか難しい。中学の同級生と仲良くするといい」とこっそり裏技を伝授した。

ゲームですっかり打ち解け、後半は少人数に分かれて個別の相談を受けた。先輩にすがるかわいい中学生に「過去問は6年間ぐらいした方がいい」「学校選びはネットに頼らず、在校生や卒業生の本音を聞いてから」と適切に助言していた。

星野大聖君（前橋南橘中3年）は「過去問をたくさんやるよう指導された。きょうの話を参考に志望校を決めます」と満足そう。佐藤匠馬君（前橋五中）は「鉄道研究部のある高校が第１志望。受かるよう勉強します」と話していた。

イベントは学習室を管理する特定非営利活動法人「Next Generation(ネクストジェネレーション)」が企画、運営した。理事長の小高広大さんは「学習室ではあるが、高校生同士あるいは中学生や大学生と交流することで、学校で学べない学びができる場所にしたい」と話している。