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「天下の義人」令和に蘇る
赤城颯志さんが歴史小説出版

2026.06.15

「天下の義人」令和に蘇る
赤城颯志さんが歴史小説出版

 上毛かるたで「天下の義人」と謳われる杉木茂左衛門(1634-1686)を主人公にした歴史小説『一心 天下の義人 茂左衛門ものがたり』が刊行された。著者は前橋市出身の作家、赤城颯志さん(67)=東京都。没後340年にあたり、茂左衛門を顕彰する一冊となりそうだ。

没後340年、茂左衛門を顕彰

 茂左衛門は江戸時代、沼田藩の圧政に苦しむ領民を救うため、命を懸けて幕府へ直訴したと伝わる人物。群馬県民には上毛かるたで広く知られた名前だが、その生涯には謎も多く、史実と伝承が入り交じっている。

 

▲茂左衛門を謳う上毛かるた

 赤城さんは数年前から構想を温め、みなかみ町や沼田市で取材を重ねた。限られた史料に加え、近年の研究成果も参考にしながら物語を構築。処刑に至る経緯についても従来の通説だけでなく新たな学説を取り入れ、歴史上の人物としての実像に迫った。

 作品では茂左衛門を単なる伝説的英雄ではなく、人々を救いたいという強い信念を持った一人の人間として描くことに力を注いだ。

▲『一心 天下の義人 茂左衛門ものがたり』の表紙

 赤城さんは「千日堂には、茂左衛門が書いたとされる『一心』の二文字が大切に保管されています。村を救うという、ただ一つの願いに命を懸けた『心』-。本作を通じてお伝えしたかった真実の主旨は、まさにこの二文字に凝縮されております」とあとがきに綴っている。

 発行は愛育出版。四六判、107㌻。1320円。書店や通販サイトで購入できる。

▲千日堂に残る茂左衛門の書

『一心 天下の義人 茂左衛門ものがたり』読者プレゼント

 『前橋新聞me bu ku』読者のみなさまへ。赤城颯志著 『一心  天下の義人 茂左衛門ものがたり』 を抽選で 3人にプレゼントします。

 希望者ははがきに「赤城颯志著『一心』プレゼント希望」と明記のうえ、住所・氏名 を添えて下記宛先まで郵送してください。

 6月26日(金)の消印まで有効。当選の発表は賞品の発送をもって代えさせていただきます。

〒116-0014

東京都荒川区東日暮里5-6-7 サニーハイツ102

愛育出版(株) 伊東宛

赤城颯志(あかぎ・そうし)

 1959年、前橋市生まれ。群馬県立前橋高校-横浜国立大卒。大手保険会社に30年勤務後、上場企業2社で役員を10年勤める。60歳ころから執筆活動を始め、10冊の同人誌を発行。2025年10月、『むかしの死罪』で作家デビューした。本名は石井建志(いしい・けんじ)。