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青木さんが前橋市長賞
プレゼンイベント「MEDぐんま」

2024.05.12

青木さんが前橋市長賞
プレゼンイベント「MEDぐんま」

高校生から社会人までが一堂に集まり、地域社会に提言するプレゼンイベント「MEDぐんま2024」が5月12日、前橋・群馬会館で開かれた。「あたらしいけいかく」をテーマに12組がそれぞれの専門分野や取り組んでいる活動を発表した。最も優れたプレゼンターに贈る前橋市長賞は子供の入院に付き添う親御さんに温かい手作りご飯を提供する「fufufu-soup」の代表、青木佑太さんが獲得した。

12組 熱くプレゼンテーション

5年前に4歳だった息子さんを病気で亡くした経験を持つ青木さんは「果たして死は不幸なのか」と題してプレゼンした。「やりたいことをやって、挑戦、冒険して、めいっぱい生きて、死ぬときに納得して笑顔で死ぬ」ためにはどうすればいいのか、息子さんを自宅で看取った経験をもとに死生観を語った。

▲前橋市長賞を受賞した青木さん(右から3人目)

プレゼンは3部構成で行われた。第1部は高校生や大学生、若者が実践しているボランティアや地域づくりについて報告。第2部は医療や健康にかかわる専門家が最新情報を発信。第3部ではまちづくり、子育て支援などで活躍する人たちが登壇した。

▲「前女あるある」を紹介した前橋女子高書道部

▲「手話で縁をつなぐ」方法を訴えた井出磨弥さん

▲「笑顔の倍返し」を語るくれよん委員会の2人

▲みなかみ町藤原地区の地域おこしで活躍している共愛学園前橋国際大のプレゼン

前女高書道部がパフォーマンス

プレゼンに先立ち、前橋女子高書道部がステージで書道パフォーマンスを披露した。いきものがかりのヒット曲『笑顔』に合わせて、巨大な布地に「大切なものはここにある」と筆で書き、イベントの成功を祈った大きな応援旗を制作した。

▲前橋女子高書道部の作品

表彰式後は主催者、プレゼンターと来場者が集まり、交流を深めた。

MEDぐんまは医療や経営者でつくる「チーム前橋(岡田克之代表)」と一般社団法人「みんなが みんなで 健康になる」の主催。前橋新聞「me bu ku」などが後援した。2017年から始め、1度の中断をはさんで7回目となる。