ギネス認定「世界一小さな本屋さん」
ソウワの森のブックストア

「『ザ・スモーレスト・ブックストア』は床面積1.246平方㍍。ギネス世界記録達成です」。公式認定員の関岡智美さんが審査結果を発表すると、認定の瞬間を見届けようと集まった関係者が大きな拍手で快挙を喜び合った。

認定証を受け取った渡邉さんは「小さな本屋には多くのストーリーが詰まっている。三夜沢赤城神社の御神木を使い、中は宇宙を感じられる空間。この場所で子供たちが多くの本と出会い、可能性を広げてもらえればうれしい」と満面の笑顔で挨拶した。

認定にあたっては、ポルトガルにある４平方㍍の書店を標準記録として、床面積をはじめ営業許可の有無、常設で一般営業されているかを調査。床面積は設計士と建築士が立ち合い、改めて実物を測量した。

タイニータイニーブックストアはソウワ・ディライトの敷地で地域に開放している「coco no mori(ココノモリ)」の一角にある。

「ごく小さな生物も生態系の一つであり、宇宙に繋がっていることを想像してほしい」との渡邉社長の思いから、微生物と宇宙に関する絵本300冊を並べ、販売する。

認定式には常連となりそうな子供たちをはじめ50人ほどが参加した。矢内琴子さんは「お父さんが設計した建物です。家に模型があるけど、実物はかわいくて魅力的」と絶賛。関正宗君は「狭い空間で自分だけになれるのは落ち着けるし楽しい」と話していた。