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着物、地酒を核に活性化を
県起業家支援プログラムに5社採用
2023.10.11
起業家を支援する「ぐんまスタートアップアクセラレーションプログラム(RAITO)2003」の採択者が決まり、群馬県庁の官民共創スペースNETSUGENで10月10日、キックオフイベントが開かれた。採択されたのは前橋市に拠点を置く3社を含めた5社。着物や地酒を核に地域活性化につなげるなど、地域社会が抱える課題解決に向けた事業計画が選ばれた。
専門家が半年近く指導、支援
キックオフイベントでは採択された5人がビジネスプランを発表、これから指導、支援を受けるメンターや支援機関からアドバイスを受けた。
「着物革命」をテーマに掲げた阿部智子さんは「アートとデジタルの力で着物文化を再生させたい。桐生織や伊勢崎銘仙のあるシルクロードにつながる地域であり、繊維産業の復活にもつながる」と強調。着物の普段使いを進めるとともに、アート作品に蘇らせて台湾やフランスに進出する計画を示した。
プログラムは成長意欲を持つ起業家に対して、短期集中的に指導、支援することで、イノベーションの創出や新市場の開拓を促し、県経済の発展につなげる事業。県の研究機関やジェトロ群馬、コンサルタント、起業家が資金面も含めて後押しする。
キックオフを皮切りに、半年近くのプログラムがスタートし、来年3月には、本プログラムの成果を発表する成果発表会を開く。
採択者と対象事業は次の通り。
・tomokimono(阿部智子氏、前橋市)
「着物革命:伝統と革新の融合」
・Sunset films(井埜涼太氏、高崎市)
「観光コンテンツ創生:ナイトウォークコンテンツ事業」
・ソーシャルムーバー(大江一徳氏、前橋市)
「介護福祉分野等のクロスモビリティ事業」
・かまちょっかい(金城拓登氏、那覇市)
「小規模事業者向け生産管理システム」
・群馬SAKETSUGU(清水大輔氏、前橋市)
「地酒を核とした関係人口づくり、プラットフォームビジネスの構築」