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駄菓子屋から始まる地域拠点
「ココロベース」桐生に18日オープン
2026.07.11
前橋と桐生で介護事業を展開するココロの代表取締役、雅樂川陽子さんが7月18日、桐生市相生町に地域交流拠点「ココロベース」をオープンする。駄菓子屋、スタディースペース、つどいルーム、ポップアップスペースの4つを組み合わせ、子どもや学生、起業を目指す人、地域企業がつながる仕組みを形にした。雅樂川さんは「仕組みをお伝えすることで、前橋をはじめ、ほかの地域にも広がっていけば」と話している。
(取材/阿部奈穂子)
買い物も仕事も学べる駄菓子屋
入口を入ると、色とりどりの駄菓子が目に飛び込んでくる。約90種類を揃えた売り場は、ただ買い物を楽しむ場ではない。子どもたちはカゴと電卓を持ち、予算に合わせて商品を選ぶ。
「お金を計算しながら買い物をする練習になります」と雅樂川さんは話す。
▲買いすぎに気を付けて。電卓で計算しながら
小学生を対象にした「だがしやクエスト」も用意する。計算問題や漢字プリントに挑戦し、解き終えると100円分の駄菓子券と交換できる。
この取り組みを支えるのは企業協賛。プリントの下部には企業名と、事業内容を子どもにも分かりやすく紹介する欄がある。「子どもたちは都会に目を向けがちですが、身近にもすぐれた技術やサービスを持つ企業があることを伝えたい」。協賛はプリント1枚150円で、100枚から受け付けている。
▲協賛企業名や内容が書かれた、だがしやクエストのプリント
学生、起業希望者、地域企業をつなぐ
スタディースペースは中学生から大学生までが利用できる。机と椅子は20人分。中高生には10回無料で使えるスタンプカードを配布する。このカードにも企業協賛の仕組みを取り入れ、裏面に企業紹介を掲載。10回利用後は違うカードに変え、異なる企業の情報に触れられるようにする。
大学生は1時間100円、最大500円で利用できる。
▲緑が見える窓のあるスタディースペース
ポップアップスペースは、これからビジネスを始めたい人や、商品を販売してみたい人のための場。小さなお店を開くように、商品を並べて販売できる。出店料は無料で、売り上げの10㌫を納める仕組みだ。
「このスペースを使いたい人を広く募集しています。前橋の方にもぜひ利用してほしい」と呼び掛ける。
▲おしゃれな什器が用意されたポップアップスペース
セミナーなどに使う「つどいルーム」では今後、小さな経営講座を開く予定だ。事業計画の立て方や試算表の管理、組織づくりなどを、雅樂川さん自身の経験をもとに伝える。
「妄想だけで走らないように。起業にチャレンジする人を応援したい」
▲つどいルームではセミナーやワークショップを開催
雅樂川さんは29歳で起業し、訪問看護ステーション、デイサービス、リハビリジムなどを展開してきた。代表を務めるココロでは現在、11事業所を運営する。著書に『働きやすさを本気で考えたら、会社の売上が5倍になりました』(同文舘出版)がある。
「おばあちゃんになったら、自宅を改造して昭和の駄菓子屋を開くのが夢でした」。その夢は20年早く、しかも地域と企業、子どもたちを結ぶ仕組みとして形になった。
▲駄菓子の準備をする雅樂川さん
「この仕組みをお伝えすることで、地域ごとに担い手が生まれ、広がっていけばうれしい」と雅樂川さん。会社に空きスペースがある人、引退後に地域と関わる事業を始めたい人向けに、見学や説明会も開く予定だという。
▲開店準備が進むココロベース
店舗情報
ココロベース
| 住所 | 桐生市相生町1-195-7 |
|---|---|
| ホームページ | https://www.instagram.com/cocolo_base/ |


