道の駅まえばし赤城で台湾フェア　
今年のテーマは「台湾夜市」　

　台湾と前橋市の交流をテーマに、味覚と文化を一度に楽しめる「台湾フェア」が開かれる。開催会場となる道の駅まえばし赤城には、本格屋台グルメから華やかな伝統芸能まで、台湾の魅力を凝縮したコンテンツがそろう。
　注目は、本場さながらの屋台メニュー。魯肉飯、角煮まん、大根餅、台湾ソーセージといった定番料理に加え、タピオカドリンクや黒糖ミルク、マンゴー風味のかき氷など甘味も充実。台湾カステラや桃あんまんなど、現地の人気スイーツも並び、食べ歩きをしながら異国情緒を楽しめる。

　雑貨やアクセサリーの販売、台湾式マッサージ、ビン釣り、穴あけくじなど、物販・体験コーナーも充実。台湾らしい装飾が施されたブースでは、現地さながらの雰囲気を味わいながら買い物や遊びが楽しめる。

　屋外ステージでは、台湾の伝統芸能が来場者を魅了する。人形劇「布袋戯」や歌と芝居が融合した「歌仔戯」が本場の演者によって披露されるほか、チアダンスチーム「Venus」や地元の八木節愛好会、有華バレエスクールによるパフォーマンスも登場。多彩なステージが国境を越えた文化交流の場を彩る。
　前橋市出身で台湾に貢献した人物の紹介展示も行われる。台湾のマラリア撲滅に尽力した羽島重郎、文化財保護を進めた台南市長・羽鳥又男の業績を通して、両地域の歴史的な絆に触れることができる。