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生まれ変わる馬場川通りを体感
29日まで多彩なイベント
2022.05.28
前橋市中心街の馬場川通りで5月28日、「馬場川パーク」と題したイベントが始まり、一部歩行者天国となった通りのあちらこちらから子供たちの歓声が飛び交った。民間と市が協力して来秋から取り組む遊歩道公園改修に向け、どうしたら楽しい通りになるかを体感するとともに、車両規制の問題点を洗い出す社会実験。昨年10月に続いて2回目。29日まで実施する。
水鉄砲やチョークで車道アート
「やったー、星に命中したよ」。馬場川沿いの橋の上から1㍍ほど離れた的に向かって、自ら手作りした竹製の水鉄砲を撃つシューティングコーナー。真剣な表情で的を狙った男児が何度目かの挑戦で命中させ、鬨(とき)の声を上げた。
元気21内のこども図書館は「青空教室」となり、晴天の下で好きな本を読み、読み聞かせに夢中になった。車道にチョークで絵を描いたり、馬のロゴを創作するワークショップも開かれた。
高校生や地元の団体も参加
市立前橋高校吹奏楽部の演奏や厩橋CHINDON倶楽部の賑やかしもあり、街中は久しぶりのお祭りで盛り上がった。
社会実験は民間の立場から改修事業を担う前橋デザインコミッション(MDC、天野洋一代表理事)が企画。市民や高校生、大学生、商店主ら130人が参加する準備委員会が運営している。
MDCの日下田伸企画局長は「前回より地域の人を巻き込むことができた。遊歩道公園の改修もみんなでやっていきたい」と成果を期待している。