フランス発祥のレストランガイド「ゴ・エ・ミヨ2022」は3月16日発刊、白井屋ホテルのメインレストラン「白井屋ザ・レストラン(片山ひろシェフ)」が前橋市内のレストランで初めて掲載された。「『上州キュイジーヌ』の発信基地として注目のレストラン」と絶賛している。
ゴ・エ・ミヨは1972年に創刊した、ミシュランと並ぶ本格ガイド。シェフの技術、食材、サービスにとどまらず、「テロワール(その土地ごとの食文化)」に注目し総合的に評価する。
ザ・レストランに対しては、スナップエンドウを練り込んだすいとん生地にソラ豆、インゲン豆を添え、梅干しバターソース、コンニャクをあしらった「SUITON」を例に、「この地の粉もの文化をフランス料理に置き換えている」と評価。20点満点中14・5点と採点し、「料理人の個性を感じるレストラン」にあたる2トックを与えた。
ゴ・エ・ミヨへの掲載について、片山シェフは「こういう劇場型のレストランは他にない。取りたいというより、取らなくてはいけないと使命感を持っていたので、感激している」と喜んでいる。
ゴ・エ・ミヨは定められた採点基準で匿名調査員が調査し、基準に満ちた店を選んでいる。日本版第6刊となる今回は41都道府県477軒を掲載。群馬県では他に高崎市の「ファン・ダルクオーレ」が選ばれた。