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コロナ対策 十分ですか
前橋市医師会長に公開質問状

2024.07.24

コロナ対策 十分ですか
前橋市医師会長に公開質問状

拝啓 前橋市医師会長殿
猛暑が続く中、コロナが流行し、医療現場においては過酷な状況が続いていることと推察いたします。医療機関にはコロナが疑われる患者が殺到していると聞き及んでいます。
この上で、今年4月に開設した「まえばし医療センター」の運営につき、質問させていただきます。質問は以下の4点です。

(1)コロナが蔓延している事態にも関わらず、常駐する医師、看護師の数は変わらないのか。臨機応変に対応できると思うが、変えないのであればその理由は。
(2)まえばし医療センターに「十分なコロナの薬がない」というのは事実か。事実であればその理由。
(3)民間の診療所もコロナの対応で疲弊している。流行期にまえばし医療センターを平日も開放、「緊急コロナセンター」として利用する計画はないか。
(4)今回のコロナ流行に合わせて、前橋市医師会として何か対策を講じているか。

以上、よろしくご回答お願いします。
敬具

医師がいない、薬がない⁉

私事で恐縮だが、7月20日(土)夕方に39・5度の発熱があった。1週間前と5日前に家族が相次いでコロナに罹患しており、21日(日)朝、まえばし医療センターに電話でその旨を伝えたところ、「まだコロナと確定できない」「薬が少なく十分にお渡しできない」とやんわり来院を断られた。

「体がきついので何とか受診していただけないか」とお願いしたが、「医師の数も少ないので十分な対応ができない。民間の当番医に行ってほしい」とのこと。民間の当番医の一つに電話したところ、電話が通じず、家で高熱にうなされることになった。

個人の問題であり、これを自身が運営するメディアを名乗るもので公にするのはいかがか、大いに憚れたが、私が遭遇したのが偶然ではなく現状であるとしたら看過できないと思い、まえばし医療センターを運営する前橋市医師会に質問状を送付した。

鳴り物で誕生した医療センター

まえばし医療センターは4月1日、前橋赤十字病院跡地のココルンシティ(前橋市朝日町)に誕生した。夜間休日診療所と休日歯科診療所がある。診療所は夜間急病診療に加え、市内の各診療所で対応する休日当番医の機能を一部受け持つ。

内科は医師が休日1日当たり1人常駐する。休日当番医は他に2つの診療所が稼働するが、立地面から医療センターに患者が集中するのは容易に想像できる。

特に、非常時に近い状態と指摘されているなか、臨時的にも医師の複数体制が望まれるが、果たして前橋市医師会の対応はどうか―。

みなさんのご意見をお待ちしています。

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