さよなら「アザレア」
前橋市役所の食堂 11月末で閉店

市役所地下の食堂は業者に運営を委託、アザレアは2008年から営業してきた。

ラーメンやうどん、カレーといった食堂の定番メニューのほか、日替わりで定食や丼物を提供する。どれもワンコイン（500円）程度で、すぐに食べられるとあって人気だった。

閉店は食堂の老朽化に加え、原材料費の高騰、人手不足が重なったためで、市資産経営課と業者の協議により決まった。

市役所にはかつて、最上階の12階にもレストランやカフェがあったが、10年ほど前になくなった。周辺の蕎麦店、食堂も次々と店を閉めている。

最大の原因は一番のお得意さまである市職員が昼食時間の制約や料金から、格安で配達してくれる弁当の利用が多くなったと考えられている。後継者不足もあり、個店が維持できなくなっている。

アザレアをよく利用していた職員は「カレーに100円プラスでカツカレーが食べられた。出来立ての温かい料理は午後の仕事の活力源となっていた」と閉店を残念がっている。

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アザレア 「A定食で行こう」。入店は早めに