写真展　小原玲「最後の伝言」
4月10日までアクエル前橋で

写真家、小原玲さんの写真展「最後の伝言」が4月10日まで、JR前橋駅前のアクエル前橋２階特設会場で開かれている。昨年11月に急逝した小原さんが撮影した動物の赤ちゃんの写真を中心に100点を展示している。

報道写真家として活躍した小原さんは死や悲しみを写すことが嫌になり、動物写真家に転じた。アザラシの赤ちゃんの写真は日本でブームを起こした。

写真展はかわいい写真を通じて、地球温暖化に警鐘を鳴らし、地域の環境の大切さを訴えてきた小原さんの遺志を多くの人に知ってもらおうと、前橋高校時代の同級生が企画した。

つぶらな瞳が印象的なアザラシの赤ちゃんをはじめ、シマエナガ、プレーリードッグ、マナティなどのかわいらしい写真が並び、来場者は一緒に写真を撮って楽しんでいる。

報道写真家時代の数々のスクープ写真や高校時代に撮影した写真も展示。小原さんの写真家人生を振り返ることができる。

初日の３月12日は開会式が開かれ、山本龍前橋市長、小原さんの同級生の腰高博・コシダカＨＤ社長があいさつした。