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「呉服の日」広瀬川そぞろ歩き
「晴れの日」が初の「お出かけ」

2022.05.29

「呉服の日」広瀬川そぞろ歩き
「晴れの日」が初の「お出かけ」

幼児はかわいい甚兵衛で参加

「呉服の日」の529日、着物姿で前橋市中心街を流れる広瀬川河畔を散策する「KIMONOでお出かけコミュニティー」が開かれた。甚兵衛姿の幼児を含む11人が新緑まぶしい前橋文学館周辺の河畔でそぞろ歩きを楽しんだ。

▲広瀬川を渡る風が心地いい

文学館のボランティアガイドから萩原朔太郎の解説を受けた一行は朔太郎記念館を見学したり、朔太郎像の前であごに手を乗せるポーズを真似したり、思い思いに散策した。

大島佳朋さんは祖母の紬を着て1歳の綜馬君と参加した。「茶道を習っていて着物を着る機会は多かったが、出産後は育児に追われて。久しぶりに和装になれて気が晴れた」と大喜び。

着物姿は友人の結婚式以来10年ぶりという竹村のり子さんは「この日のために兵庫県の母からタンスに眠っていた大島紬を送ってもらいました。こういう機会がもっとあれば」と笑顔で話していた。

▲久しぶりの着物姿に笑顔がこぼれる

▲凛々しい着物姿の男性経営者

着物で歩き郷土の魅力を感じて

着物を着ながら前橋市や群馬県の魅力を再発見することを目的に、5月に発足した「晴れの日」(阿部智子代表)が企画。月に1度、お出かけコミュニティーを開く。自分で着られない人には1500円程度で着付けも受け付ける。

▲誰が朔太郎さんに一番似ているか

参加者の1人で中川原呉服店の4代目、中川原勝洋さんは「伝統文化を継承しようとか、難しく考えず、気楽に袖を通してほしい。自然と和の心を感じられます」と参加を呼び掛けている。

問い合わせは阿部代表(tomoconsu1819@gmail.comへ。