店主が釣った魚を食べられます
呑食処　三富士（みふじ）

釣りをこよなく愛するご若きご主人、荒井重光さんが自ら釣り上げた魚や目利きした旬の魚を美味しく調理してくれます。

本日は佐渡沖で釣ったメバル。煮付けが定番ですが、一夜干しにした焼き物がお薦めとか。これは初めて。当然、大きいサイズでしょう。刺身の3点盛りや焼き物、揚げ物を頼み、生ビールを飲んで待ちます。

お通しに出されたのは出汁を張ったワラビのたたき。ねっとりしてさっぱり。ワサビが効くー。これから出てくる料理が楽しみですね。奄美黒糖焼酎「朝日」をロックでお願いします。

刺身は天然本マグロの赤身とヒラメ、アカイカ。ヒラメは花びらのように飾られ、イカはシソ巻き。湯がいたゲソもあります。白い刺身に挟まれ、いかにも鉄分豊富な真っ赤なマグロが存在感を発揮します。

刺身はもちろん、どれも美味でした。加えて感激したのが刺身に付いてくる「あしらい」。きれいに飾られたキュウリ、瑞々しいダイコンのツマに料理に込めた気持ちが感じられました。

さあ、来ましたよ。メバルの開き。香ばしく、磯の香りがして、それでいて上品な味。焼き方も上手いのでしょう、皮や骨の付いた身の表面はカリッ、中はしっとり。頭の部分も食べたら、「きれいに食べたわね」とお母さんの静美さんに褒められました。

出汁巻き明太子玉子焼き、鶏の唐揚げも絶品。〆は焼きおにぎりの茶漬けにします。梅干し、シャケ、タラコ、ノリが乗った豪華版。あー、しみじみ旨い。いい店に出会えました。