ろばた焼甚六
新鮮な魚を最高の焼き加減で

前橋・八幡宮に近い路地にある炉端焼きの店。L字のカウンターは2/3が椅子席、残りは座敷に繋がっています。いつもカウンターですが、この日は友人の送別会なので座敷を予約しました。

「美味しいのを適当に出してね」。店の常連である幹事がアバウトに注文し宴は始まりました。

お通しで出されたのが大好物のマグロブツ。赤身と脂の乗っているのが混ざってこれは幸先いい。

ビールで乾杯した後は芋焼酎「黒霧島」を一升瓶で。７人中４人が水割り、２人がお湯割り。ビール党の１人はそのままビール。寂しいだろうと思い、付き合ってチェイサー代わりに飲みました。

厚揚げは中にシソが挟まれ、たっぷりのショウガとアサツキが添えられています。こういう何気ないひと手間が人気の理由でしょう。

最も好評だったのがイカの姿焼き。アルミホイールの中で焼いた肝が付いてきます。肝に少し醤油を垂らし、イカに絡めていただきます。ふっくらした焼き加減で身は柔らか。パリパリしたエンペラやゲソも旨い。もう、最高。

いつしか焼酎は２本目。水割りは次第にロックに近い状態に。みなさん、ほろ酔い加減です。

バターたっぷりのジャガイモ、瑞々しい新タマネギ、シシャモも焼いてもらいます。

〆はもちろん、焼きおにぎり。香ばしくて何でこんなに美味しいのだろう。酒も魚も残すことなく、おいしくいただきました。これぞSDGs。

店はもう40年くらい営業しているでしょうか。一人で切り盛りするご主人、あっぱれです。