まるでタイの屋台のよう
ななしや

国道17号沿い、青い平屋建ての店舗に黄色の文字の看板が目を引きます。2011年に高橋涼さんが開いたタイ料理のお店です。高橋さんはこれまで20回以上、タイを訪れ、長いときは5カ月間滞在したこともあるそう。

「屋台の手伝いしたり、おいしいお店の厨房に入れてもらったりして」、料理を学びました。

「日本人向けにアレンジはしていない。日本人が美味しいと思うものを拾ってきた感じですね」と高橋さん。つまり、現地の味をそのまま楽しめるというわけです。

南国のカクテル、フルーツマイタイを飲みながら、タイ風焼きそば「パッタイ」と鶏の串焼き「ガイサテ」をいただきます。

パッタイの麺は平たいライスヌードルです。薄い玉子焼きの下から、エビ、肉、ニラ、モヤシのほか、厚揚げも一緒に炒めてある麺が登場。甘いココナッツシュガーと辛い唐辛子が添えられ、味変しながら、ペロッといただきました。

ガイサテは、プリプリした鶏肉とパクチーの相性が抜群。このタレ、どうやって作るんだろう、甘辛ですごく美味しい。

一番奥の席に座り、店内を見回してみると、お客さんがみんな幸せそう。タイの屋台で寛いでいるような錯覚に襲われます。

カオ　パット　ガパオ（鶏肉のバジル炒めごはん）も追加しちゃいましょう。通称、ガパオライス。細長いタイ米のご飯の横に、豚ひき肉や赤パプリカなどの具材、そして上に目玉焼きがのっています。パプリカの赤と卵の黄色が鮮やかですね。うん、本場の味がする！

ほかにも食べたいものがたくさんあるけれど、残念ながら今日はお腹いっぱい。次回は店主さんがオススメしてくれた「生ソーセージのサラダ」にぜひ挑戦してみたいです。