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食べたい
歴史を物語るカレーライス
魔法のランプのような銀色のソースポットに入ったカレーと白い皿に盛られたライス。別々にやってくる由緒正しいカレーライスです。
昭和天皇の即位を記念して1930(昭和5)年11月に建てられた群馬会館。完成と同時に開業した格式ある西洋料理の店で、カレーライスは創業時から変わらぬ歴史の証人です。
▲豚肉がごろごろ入っています
ポットの中は群馬県産の豚肉の角切りがごろごろ。野菜はルーに溶け込み、姿は見えません。専用のスプーンでライスに適量掛けて、いただきます。
中辛と表現してよいでしょうか。最初に感じるのは優しい甘み。ひと呼吸置いて、辛さが追いかけてきます。強烈なスパイス感はありません。
▲好みの量を掛けて
ルーはご飯にぎりぎり絡むくらいの粘度。重すぎず、軽すぎず。昭和の初めから令和まで、日本人に好まれてきたカレーでしょう。
合間に口に運ぶ付け合わせのラッキョウと福神漬けも安心の味です。
ミニサイズながらサラダもしっかり美味しい。赤と黄のパプリカ、キュウリと色鮮やか。さっぱりしたフレンチドレッシングも秀逸です。
▲おかずを選べる3種洋食プレートランチ
懐かしのハヤシライス
名物のハヤシライスも創業以来の味を守っています。当時はハイカラな味だったでしょうね。
上州牛を伝統のデミグラスソースでじっくり煮込んだ一皿。牛肉はとろとろに柔らか。香ばしい香りとまろやかなコク。そして、絶妙な酸味は家庭では出せない洋食屋さんの味でしょう。
▲ハヤシライスは白い器で提供されます
ランチもディナーも定番の洋食をメインとしたセットやコースがあります。パンやライスをミニサイズのカレーライスやハヤシライスに変更できます。
▲落ち着いた雰囲気の店内
▲「お宝」も展示されいます
「カレーもハヤシもレシピは変わりません。上質な食材を使い、手をかけて、時間をかけて作る。当店の伝統です」。一世紀近く続く老舗を守る4代目オーナー、小豆畑由美子さんの言葉にすべてが集約されています。
店舗情報
西洋料理 群馬會舘食堂
| 住所 | 前橋市大手町2-1-1 |
|---|---|
| 営業時間 | 11時30分~14時、17時~19時30分 |
| 定休日 | 火曜ディナー、水曜ほか |




