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そば処 しなの
自家栽培の霧下蕎麦

2026.03.31

飾らない信州の山里料理

 赤城南麓の国道353号沿い。週末だけ営業する蕎麦の名店を久しぶりに訪ねました。朝霧に包まれる長野県信濃町の戸隠山系の山麓で自家栽培した玄ソバを店内の石臼で挽いた三立て蕎麦を味わえます。

▲店内にある石臼。これで必要な分だけ挽きます

 もりと野菜天ぷら三点盛りをお願いしました。蕎麦茶をいただきながら、ゆったりと時間が過ぎるのを楽しみます。こういう贅沢がいいですね。

▲飾らない信州蕎麦。こういうのがいいですね

 四角いざるに盛られた中太の蕎麦は飾らない信州蕎麦です。まずは2、3本手繰り、そのまま口へ。ふくよかな風味を確かめたら、汁に半分くらい付けて啜ります。喉越しのよさ、変わりませんね。

▲天ぷら盛り合わせ。もうすぐしたら山菜が登場します

 天ぷらはマイタケ、ナス、摘み菜と自家製のコンニャク。三点でなく四点でした。どれがおまけ?

 摘み菜のほろ苦さに春を感じます。それにしても、コンニャクの天ぷらとは。意表を突かれました。煮汁が染みこんでいて、そのまま美味しくいただけます。

▲この小鉢で一杯飲めそうです

第二の人生、夫婦の楽園

 店主の中村知さん(76)は信濃町の出身。縁あって前橋市内の会社で働き、定年退職後に夢の蕎麦店を開きました。15年間、奥さまの孝子さんと2人、週末だけのんびりと店を開け、蕎麦を振る舞っています。

 その奥さまが最近、右腕を骨折しました。楽しみにしていたいなり寿司はいただけませんでした。

▲ごまのかかったお稲荷さん

 店の危機を救っているのが小学2年の孫娘ちゃん。三角巾をかぶり、テーブルを吹いたり、レジでお会計をしたりと大活躍です。頼もしい後継者が誕生するかもしれませんね。

店舗情報

そば処 しなの

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090-6930-3431
住所 前橋市粕川町中之沢70-246
営業時間 11時30分~14時
定休日 月曜、火曜、水曜、木曜