gourmet
食べたい
昔ながらの仕事にこだわり
信楽焼の大きなタヌキが玄関でお出迎えしてくれます。「縁起物だからね。50年、店をやってられるのもそのおかげかも」。つけ場に立つご主人、林和男さんは痛む腰をさすりながらも笑って購入金額を教えてくれました。えっ、そんなに…。
▲もつ煮とサラダ
▲小鉢は野菜の煮物の日も
気を取り直して、海鮮丼をお願いしました。すぐに、女将さんが小鉢とサラダを持ってきてくれます。この日の小鉢は何ともつ煮。体が温まっていいですね。
「丼上がるよ」。掛け声と同時にお椀が運ばれます。長年連れ添ったご夫婦ならの共同作業でしょう。
▲ワサビの下にはカマボコも
センターに赤い蒸し海老とマグロが鎮座しています。手前は白いイカ、タコ、タイ。奥には色鮮やかな玉子、でんぷ、かんぴょうと色合いもお見事です。
手前から攻めましょう。タコは段差を付ける小波切りにし、食べやすく醤油がまといやすくなるように。イカも飾り包丁が施されています。
マグロは赤身が色鮮やか。「本マグロしか使わない。旨さが断然違うから」と一番こだわります。一口大が5切れあり、3切れは漬けにして最後の楽しみに。
甘味ゾーンに入りました。懐かしい味。「かんぴょうが旨いですね」と声を掛けると、「そうだろ。1日掛かりで作るから」とにんまり。「よく揉んで、柔らかくして。大変なんだよ」と続けます。
▲にぎりは本マグロの鉄火巻きのおまけ付き
▲ズワイガニの身がたっぷりのカニ丼
巡り合った人たちに感謝
林さんは都内の寿司店で修業、母親が病気で倒れたのを機に帰郷し、創業したばかりの前三百貨店の大食堂の寿司部門で働きました。いまの店の近くにある千福食堂の一角を借りて出前専門の店を開いた後、縁があって自分の店を持つことになりました。
「修業先の親方はみな厳しかったけど、いまになるとありがたいと感謝している。お客さんや取引先に恵まれた。いい人たちに出会えた」。感謝を忘れず、寿司職人の集大成を残そうとしています。
▲修業した仕事に誇りを持つ林さん
▲たぬきは店の福の神か
店舗情報
福寿司
- お問合せはこちら
- 027-268-0139
| 住所 | 前橋市荒子町316-3 |
|---|---|
| 営業時間 | 11時~20時 |
| 定休日 | 火曜 |




