gourmet
食べたい
フルコースで堪能
「いらっしゃいませ」。割ぽう着を来た美しき女将さん、倉田ひとみさんがお出迎えしてくれます。強面の「金三さん」ではありませんでした。
前橋市中心街で深夜まで営業している有名な鰻屋さん。初めて暖簾をくぐってみました。
焼き台の前のカウンターに陣取り、蒲焼きライブを楽しみましょう。
▲肝焼きにビールは最高の出会い物
肝焼き、う巻きに白わさ(白焼き)をつまみに酒をいただきます。女将さんワンオペですので酒はセルフで。まずは、ビールで喉を潤します。
肝のほろ苦さ、タレの甘さ、山椒の香る辛さ。三位一体となった肝焼きは大人の味。渋くて旨い。ビールに合いますね。
う巻きはお子様も喜びそう。卵を3個使った出汁巻き玉子で蒲焼きを包んでいます。甘くて旨い。これもビールによく合います。
▲出汁巻き玉子の出来も秀逸です
▲白焼きは最高のつまみ。日本酒によく合います
白焼きに備えて冷酒で待ち構えます。半身にしました。ワサビが添えられ、「岩塩か、お醤油か、お好みでどうぞ」と女将さん。まずは岩塩で。蒲焼きでは分からない、鰻本来の旨みを感じられます。
続いてはワサビ醤油に付けて。皮目がパリッとして、これは鰻料理の最高峰かと唸ります。
皮目がパリッ、中はふっくら
鰻のフルコース、〆はもちろん蒲焼きです。鰻は時季によって産地を変えるそうで、ただいまは愛知県産。裂きと串差しを外注し、蒸しから焼きは女将さんが1人でこなします。
▲「はい、おまちどうさま」
タレはやや甘め。たっぷり掛かっています。蒲焼きも皮がパリッとして、中はふんわり。最高の焼き加減です。硬めに炊いたご飯もいいですね。
開店して20年。「タレも美味しくなりました」と女将さん。深夜まで灯と煙の絶えない店はすっかり街の名物となりました。
▲しっかり焼き目が付きながら中はふっくらの鰻重
▲「百歳まで生きて」。弁当に女将さんの優しさが
店舗情報
上州 うな金
- お問合せはこちら
- 027-230-9601
| 住所 | 前橋市千代田町4-4-6 |
|---|---|
| 営業時間 | 19時30分~3時 |
| 定休日 | 日曜、祝日 |




