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麺屋 双喜
笑顔になれる塩ラーメン

2025.03.17

滋養あふれる清湯スープ

 熊本ラーメンが看板の店。店に入ると、豚骨の匂いがたまりません。しかしながら、今回いただくのは「しおラーメン」。ずっと気になっていたので。
 カウンター越しに店主、横須賀浩志さんの鮮やかな麺揚げをうっとり見ます。丁寧で素早い湯切り。これ見ただけで美味しいのが分かります。

▲二日酔いの日に飲み干したい

 美しい一杯です。澄み切ったスープ。具はチャーシュー、メンマ、煮卵、ホウレンソウと焼海苔が整然と配置されています。中央に薬味のネギ。スープに浮いている赤いのは揚げネギとか。
 さあ、いただきましょう。まずはスープから。あー、しみじみ旨い。滋養が詰まっている感じです。群馬県産豚バラを鶏清湯スープで炊き、利尻昆布、干しエビや干し貝柱の和風出汁を加えているそうです。エビの香りと旨みが際立ちます。揚げネギの甘みがいいアクセントに。これは旨い。

▲つるつる、もっちりの平打ち縮れ麺

 自家製麺は平打ち。茹でる前に揉み込むことで縮れができます。加水率高めでもっちもち。スープがよく絡みますし。麺も素晴らしく旨い。
 チャーシューは3枚ありました。あっさりしたモモ枚にこってりバラが1枚。「塩や醤油を食べていただきたくてモモをサービスで出したのですが、好評でやめられなくなって…」と困った顔の店主。ありがたいですね。その分、客は笑顔になりますから。

▲これはモモ肉。バラ肉はほろり溶けます

ラーメン茶漬けで〆

 麺も具も食べ切ったら、〆にお薦めのお茶漬けをいただきます。ご飯と南高梅、刻み海苔、ネギを残ったスープに投入。「ラーメン茶漬け」の完成です。
 よく混ぜて、レンゲで口に。旨い。最高の梅茶漬けです。酸味が口をすっきりしてくれます。もちろん、完食、完飲。スープ一滴たりとも残しません。

▲このまま食べても美味しそうですが…

▲やっぱり、お茶漬けでしょう

 東京・八王子のいまはなき熊本ラーメンの名店「肥後っ子 大石家」で修業した横須賀さんが独立して22年。店名は「御客様に『喜』んで頂けたら『嬉』しい」の2つの『喜』から付けたといいます。はい、十二分に喜んでいます。

 ※熊本ラーメンの記事はこちらから。価格は今回の記事を参考にしてください。

▲熊本ラーメンとぶためし

店舗情報

麺屋 双喜

お問合せはこちら
027-254-0759
住所 前橋市総社町総社2014-5
営業時間 11時30分~14時、18時~22時
定休日 不定休