gourmet
食べたい
会席料理の〆はもちろん
老舗のうなぎ割烹で新年会をしてきました。創業は元治年間(1864~65年)。160年の歴史を誇る店の8代目、福島享さんの料理を味わいます。
先付けに鱈の白子と厚焼き玉子が出てきました。白子は上物でしょう。さっぱりとポン酢でいただきます。玉子焼きの中はアサリ。風味がよく、ふわふわです。それでは、ビールで乾杯―。
続いては串焼きが2品、鰻の肝焼きとつくねです。肝焼きは山椒を振って。ほろ苦さに新春を感じます。つくねも焼鳥屋さんのとは別物。香味野菜を多めに入れてさっぱり仕上げており、しっかり会席のつなぎの役割を果たしています。
ワイン通のIさんが鰻に合うという白ワインを薦めてくれました。樽の香りが馴染み、コクのある一本。初めていただきました。クセになりそう。
焼き物は太刀魚の塩焼き。皮目がきれいに焼けています。白身ですが、旨みが濃厚。脂が香ばしく感じられます。
手羽元とダイコンの煮物も薄味で上品な味わい。肉は柔らかく、ほどよい弾力があります。鶏の旨みがダイコンによく染みていますね。
揚げ物は春巻きでした。会席で珍しいなと思いながら口にすると、ハマグリのエキスが出てきました。しっかり和食ですね。これは手が込んでいる。
進化する「命のタレ」
もう一人のワイン通、Kさんが持ち込んだのは赤のナパワイン。力強く、かつ華やか。これ、高いだろうな。Iさんとワイン談義している間、試飲を重ねます。
最後はもちろんミニサイズのうな重をいただきます。創業以来、継ぎ足してきた命のタレは「先代に比べ甘さ控えめ。それでいて鰻の力強さを受け止める味」(福島さん)。飲み会の〆には最高です。
店舗情報
矢内
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- 027-231-3768
住所 | 前橋市千代田町4-13-1 |
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営業時間 | 11時30分~14時、17時30分~21時 |
定休日 | 日曜(夏季は営業、予約も受け付け) |