だんごの美好本町支店
だんごも餅も弁当も

　中央通りの南の入口にちょこんとあります。「だんごの」とありますが、美味しくて安い弁当やおにぎりも豊富にそろっています。
　何にしようかな。と悩んでいたら、貼紙に名コピーを見つけました。「とり何とかさんより美味しい！平～っ、そうなの」。ということで、「鶏弁太郎」に決めました。だんごもお土産に買っていきましょう。

　レンジで温め直していただきます。弁当全体に鶏肉が敷き詰められています。照り焼きではなく、甘じょっぱいタレで煮た感じ。濃いめの味付けです。
　ご飯も同じタレで炊き込んでいるようです。これは旨い。何なら鶏肉なしでもいけますね。付け合わせの厚焼き玉子もいい味しています。「とり何とか」との比較はさておき、はまる人は多いでしょう。何といっても500円でお釣りがくるのがすごい。

　弁当が小ぶりでしたので、からみ餅もいただきました。パックの中にもちが３個。おろしがたっぷりかかっています。突きたてのように伸びがよく、滑らか。それでいてどっしり重みがあります。こちらは見た目より食べ応えがありますよ。

　お土産にしただんごは定番の「磯部だんご」、オリジナルの「初恋だんご」と冬季限定の「わが家の白い恋人」。初恋は甘酸っぱいレモン味、白い恋人は甘さを抑えたミルク餡に包まれています。

　「よく次々と考えますね」と感心すると、「こんな親父がな。面白いだろう」とにやり笑う看板店主。
　もともとはチェーンの加盟店でしたが、運営会社が倒産し独立して経営しています。仕込みをしながら朝４時から店を開け、休みは年末年始とお盆くらいだとか。創業して33年。こういう店もあるのが前橋の街のおもしろいところですね。