つけ麺 三峰
武骨な上州つけ麺です

　メニューは３種類のみ。すべて、つけ麺です。ラーメンはありません。潔いですね。
　基本の魚介豚骨にしました。「冷盛り、熱盛りどちらに？」と店主に聞かれ、冷盛りを選択。冷たい麺を熱い汁に浸して食べるのが、つけ麺でもうどんでも好きなので。「麺大盛り無料ですが」。300㌘とか。何とかなるでしょう。「お願いします」

　カウンター越しに調理ライブを楽しみます。スープは１杯ごとに作るようですね。豚骨スープを入れた鍋に魚粉や背脂、調味料を加え強火で炊きます。この間に麺を茹で冷水で締めたら、切りたてのチャーシューと大きな海苔を盛り付けて出来上がり。「お待ちどうさま」。カウンター越しに渡されます。

　豪快ですね。極太の麺は褐色。全粒粉を使った武骨なうどんのよう。コシの強さ、半端ないですよ。麺の量300㌘は実は茹で前。500㌘近くありそう。やっちゃいましたね。顎が疲れそう。
　熱々のつけ汁はこの麺に合わせたわけですか。プーンと魚介の香り。醤油ダレが強めの力強い汁です。たっぷりの背脂から甘みを感じます。

　チャーシューも負けじと厚切り。でも、こちらは柔らかく、ほろりと溶けます。汁の中にはメンマと小さなチャーシューが入っていました。

　何とか完食しスープ割りを頼むと、熱々のスープに魚粉を足して提供してくれました。香りが再び立ち、旨いスープになりました。
　

　店は別のラーメン店があった場所。店主は高崎市内の人気の二郎系ラーメンで店主を務め、居抜きで出店したそうです。つけ麺一本に絞ったのは「ただ、つけ麺が好きだから」。すごく分かりやすいですね。