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食べたい

鮨 大潮
天然インドマグロの競演

2024.08.17

おまかせで1・5人前

 地名と同じく曲がりくねった細い通り。赤い提灯のような巨大な看板が目印になります。

 カウンターに陣取り、おまかせの握り「大潮(上)」をお願いしました。寿司11貫に巻物1本。1・5人前あるそうです。お椀と香の物に加え、ランチは小鉢とサラダまで付いてきます。かなりお得ですね。

▲ちなみにスイカは寿司ではありません(笑)

 「寿司、上るよ」。店主の小嶋明さんが声を掛けると、女将さんが厨房からお椀や小鉢を持ってきてくれます。粋のいい間のよさがいいですね。

 大きな寿司下駄に隙間がありません。まさに寿司詰め状態。しかし、どれも美味しそう。どこから…。

▲たっぷりの和風サラダと香の物

▲自家製の豆腐。豆の味がよく分かります

 まずは、好きな貝類と白身を。肉厚のホタテは柔らか。アオヤギはほどよい渋味と甘味があります。白身は真鯛。淡白ながら上品な甘さを感じます。

 形のよい蒸しエビと甘味の強いアカイカ、カッパと鉄火の細巻を味わったら、そろそろ行きますか、マグロへ。赤身2貫と中トロ一貫の三兄弟です。

▲寿司は淡白なメタから始めます

高崎市場で自ら目利き

 「天然物のインドマグロが手に入りました」と店主。マグロとタイにはことに強いこだわりがあり、高崎卸売市場を回り、自ら目利きした良質な天然物を仕入れるそうです。赤身は身がしっかりして味が濃厚。ねっとりした中トロは旨味が凝縮しています。

▲インドマグロ。色艶がいいですね

▲アナゴとイクラ。しっかり仕事をしています

 最後に粒の大きなイクラを堪能したら、玉子と穴子をデザートのように楽しみます。シャリの大きさと硬さもバランスがよく、いい寿司屋さんに出会えました。

 小嶋さんは県内の寿司店で修業を重ね、店を開いて40年になります。赤い看板は実は鶏の飼料を入れていたサイロ。父親の代まで養鶏場を経営していて、その名残を看板にしているとのことでした。

▲真鯛と鮪にこだわる小嶋さん

▲店の北側にある看板。よく見ると…

店舗情報

鮨 大潮

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027-251-8549
住所 前橋市川曲町634
営業時間 11時30分~13時30分、17時~21時
定休日 火曜、水曜