LOTUS（ロータス）
若きベトナム料理人たちが作る故郷の味

　本場ベトナム料理と焼肉を食べられるレストランが三河町に生まれました。

　厨房に立つのは店長のファム・ヴァン・トゥアンさんをはじめ、すべてベトナム人。本場の味を楽しみましょう。

　まずはベトナム式ビーフシチュー「ボーソットヴアン」。日本のとは違い、ルーがサラサラで、シチューというよりスープです。

　ゴロゴロした大きな牛肉は柔らか。３種類のパンにつけていただきます。

　続いて、平たい米の麺を使った料理を２品。「ガーゲーアン」はベトナムのラーメン。サフランで黄色く色付けされた麺は柔らかいのにコシがあります。

　塩味のスープに鶏肉がたっぷり入り、滋養がつきそう。

　ベトナムのまぜそば「ミークアン」は同じ平麺を冷たく冷やし、シャキシャキのモヤシ、レタス、海老、豚肉がのっています。ガーリックがピリッと利いて、暑い夏にぴったり。

　特に気に入ったのは「ブンチャー」。ベトナムのつけ麺です。こちらはそうめんのように細い米の麺を使っています。
　甘酸っぱいタレにつけて、さっぱりと。セットの揚げ春巻きもタレにつけるとジワっと染みて美味しい。

　店名の「LOTUS」とは“蓮”のこと。ベトナムの国花です。

　「ここを日本とベトナムをつなぐ場所にしたい」という店長、ファムさんの想いが込められています。ファムさんは７年前、20歳で来日し、日本語学校に行きながら、お金を溜めて、自費で上武大学に入学。卒業後は通訳などを経て、「LORUS」を開店しました。

　ベトナム本国でレストランのシェフをやっていた友人や、韓国の焼肉店に勤めていた友人らを呼びよせ、ベトナム料理と焼肉を楽しめる店になりました。