朔～39～
煉瓦蔵の中で絶品ランチ

「生糸の町 前橋」の栄華をいまに伝える国登録有形文化財の旧勝山社煉瓦蔵が店です。ジャズが流れる静かな蔵の中で洗練された酒と肴を楽しめます。

海鮮を中心としたランチは日替わりを含めて９種類あります。すべてドリンクかアイス付き。喧騒を忘れ、優雅な時間を過ごしましょうか。

名前にひかれ「海鮮バクダン定食」をお願いしました。選べる小鉢は唐揚げを選択。たっぷりのサラダにヒジキまで付き、素晴らしく充実した内容です。

バクダンは細かく切った魚介を散りばめたちらしでした。ネギトロ、イクラ、サーモン、イカ、タコ、ホタテ、ブリ、タイとタクワン入り。「海の宝石箱や～」の叫び声が聞こえてきそう。

真ん中に卵黄が乗っていて、レンゲで混ぜて食べるようです。楽しい、美味しいバクダンですね。

いろいろな味、食感が一度に楽しめるのがバラちらしのいいところ。イクラのプツプツに出会ったときは幸せな気分になります。ネギトロとタクワンの相性の良さも改めて感じられました。

肉大好きな相方は「しみしみ肉豆腐定食」にしました。ネーミングがユニークですね。

肉豆腐はまさに「しみしみ」で豚肉も豆腐も褐色です。同じ色をした糸コンニャクも隠れていました。卵黄も付いてくるので豚すき焼きのようですね。一口いただきましたが、味付けは見た目ほど濃くなく、鰹節の出汁が効いた旨味がよく染みていました。

小鉢に選んだ茶碗蒸しはトビッコが乗った冷製でした。熱い主菜といい組み合わせです。お椀の味噌汁もいいお味。これは夜も期待できそうです。

アイスは日向夏のシャーベットでした。ひんやりした蔵の中、おいしい夏を味わいましょう。