gourmet

食べたい

そば処 桑風庵 
初めての「きのこそば」

2023.12.19

冬季限定 赤城山の名物

待っていました。温かい種物が提供される日を。鴨南蛮にするつもりでしたが、あるサイドメニューを見て、きのこそばに変更しました。

漆塗りのお洒落な器はキノコが山盛り。蕎麦が見えません。ナメコにヒラタケ、シメジ、マイタケの4種類。特にナメコの量が半端ない。うれしいですね。具はほかに水菜とネギがあります。

▲キノコがいっぱい。水菜がいいアクセントになります

まずは出汁を一口。いいお味しています。キノコの風味のハーモニーでしょう。マイタケやネギは炒めてから出汁に加えるのか、表面に油が浮いています。

蕎麦は温かくなっても力強さを失いません。フーフーしながら啜る感覚がいい。冷たいざるとは違った、種物の醍醐味でしょう。

肉厚のヒラタケ天ぷら

さて、追加で頼んだ品が届きました。「赤城の肉厚ひら茸」の天ぷらです。「赤城南麓で天然に近い環境で原木栽培してたものです。強い弾力、豊かな香りを楽しんでください」と店主の中里順治さん。きのこ尽くしにしたくて蕎麦を選んだのです。

▲肉厚ひら茸の天ぷら。写真を撮る前に1個食べちゃいました

それにしても、肉厚だし、でかい。一番大きいのはこぶし大くらいあります。

まずは塩でいただきます。確かに歯応えがよく、身が締まっています。菌床栽培とは育ちが違う。野趣あふれています。

▲キノコ尽くし蕎麦の完成。実に旨い

汁にも入れて天ぷらそばにしますか。サクサクした衣がしっとりして汁に油のコクとヒラタケの風味が加わり、ますます美味しくなります。

七味を振りかけていただくと、こめかめから汗が出てきます。ふと、庭園に目をやると紅葉した葉が落ちていきます。赤城の冬、熱い蕎麦で楽しみましょう。

▲そば五合。これで2人前です

▲天ぷら盛り合わせ。エビが2本付きます

▲舞茸天も人気。春は山菜もいいですね

店舗情報

そば処 桑風庵

お問合せはこちら
027-288-4120
住所 前橋市富士見町赤城山1195
営業時間 10時30分~16時(土曜、日曜、祝日は18時)
定休日 不定休