鍋うどん処　さとり　勝者は牛カルビかカキか

熱々の鍋うどんの人気店です。以前は蕎麦もありましたが、いまは鍋うどん一本。真夏も冷たい麺はない。心意気よしとしましょう。

2人でしたので、牛カルビ煮込みとカキ煮込みを頼みシェアします。注文すると、すぐに鉄鍋が登場。コンロで自分好みに煮ていきます。

牛カルビは麺が見えないくらいの肉がうれしい。強火で煮込み、途中で肉をひっくり返す。肉に火が通ったら弱火にして食べていきます。

旨辛味が染み込んだカルビ。たまりません。具は他に細切りのネギと糸こんにゃく。肉をおいしくさせる名脇役です。ことに、こんにゃくの食感がいい。

うどんはきしめんのような幅広の平打ちで厚みがあります。コシが強く、歯応え十分。煮込んでいっても柔らかくなることがない強者（つわもの）です。汁は醤油と味噌がベースでしょうか。辛みは豆板醤かな。ニンニクが加わり、濃厚ですね。

カキは冷凍の大粒がどんと５個。ワカメとかまぼこも入り、「海の幸うどん」となります。こちらは醤油を使った返しと鰹節などの出汁が強く感じられます。カキのエキスも加わり、深い味になりますね。

きれいに食べ終わったらおじやで締め。ご飯とスープを１対１の割合にして煮込みます。玉子を溶いたらご飯を買い混ぜながら投入。空気を含ませるように。余熱を計算して火を止め、しばし蓋をして待ちます。さあ、できましたよ。すべての具材から出た旨味を余すところなく受け止めたおじや。最高ですね。