天津楼 菜々久（さいさいきゅう）
瀋陽出身の達人が鍋振るう

店のあるホテル最上階からは赤城山、利根川、群馬県庁を望めす。夜景もさぞまばゆいでしょう。

絶景とともにいただくのは中国・瀋陽出身の料理長、任重さんの手による本格中華料理。ランチはお得なメニューが揃っています。

黒酢の酢豚もいいし、ホタテのXO醤炒めも捨てがたいし。いいもの発見。ハーフ＆ハーフです。主菜をエビチリ、麻婆豆腐、回鍋肉、野菜炒め、唐揚げの５種類から２種類選べます。エビチリは早々と当確。残りは…。通常のメニューも見ながら構成しました。

さて、配膳されましたのはエビチリと回鍋肉。続いて、土鍋に入った四川麻婆豆腐が来ました。麻辣豆腐はハーフのセットと別物の四川があり、思わず追加しました。主菜３種類の豪華版です。

エビはまずまずのサイズ。プリプリしています。甘からず辛からず、ちょうどいいお味です。

回鍋肉は彩り豊か。野菜は普通、キャベツとピーマンくらいでしょうか。パプリカ、青菜、ニンジン、タマネギ、タケノコにキクラゲまで入っています。味付けも奥深い。オイスターソースの旨みに甜面醤の甘味。黒酢もほんのり香ります。

では、お待ちかねの四川麻婆豆腐。豆腐がラー油の海に浸っています。やってしまった感じですが、あれっ、見た目ほど辛くないし、痺れもそれほどでもない。個人的にはもっと花椒（ホアジャオ）が効いて麻味が強い方がいいかな。卓上のラー油を加え、ご飯にかけて完食しました。

フワフワ玉子の清湯スープに生ハム入りのサラダ、中華漬物３種と脇役もザ・中華でした。食後は牛乳が濃い硬めの杏仁豆腐で余韻を楽しみました。