次男坊
大満足 焼き鳥全種類食い

「床屋さんの次男坊」が切り盛りする焼き鳥屋さんです。小上がりもありますが、焼き鳥は焼きたてをホクホクしながら食べるのが一番。カウンター席に陣取ります。

「焼き鳥、全品そろっています」と言われ、思わず「全部ください」。13種類あり、ほとんどが1本100円。全部いくしかないでしょう。

絶品の塩辛、お通しをアテに生ビールで喉を潤していると、「お待ちどうさま」。塩焼きが来ました。

コリコリした砂肝、噛み応えのあるナンコツ、サクッとした豚タン。カシラは噛むほどに旨味が広がり、ガツは砂肝に似た食感です。焼き鳥とありますが、焼きとんとの合体版です。

続いてタレが登場します。生ビールをお替り。鶏の王道、本鶏、皮に豚内臓のシロ、レバー、コブクロの豪華版です。中でもレバーは臭みがなく絶品。皮以外すべての串にネギが挟まっています。味直しになって食べやすいですね。

焼酎のお湯割りをお願いし、手羽先とササミ、野菜串を味わいます。〆は焼きおにぎり。焼き鳥屋さんのフルコースを堪能しました。

店主の宮本順孝さんは調理師専門学校を卒業後、セールスマン生活を経て、焼き鳥店で修業し1988（昭和63）年に独立しました。

渓流釣りを愛し、天然のヤマメやイワナを釣っては振る舞います。「９月は１カ月休んで北海道でサケを釣り、燻製や塩漬けにします。運がよければ食べられますよ」。ご相伴に預かりましょう。