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食べたい

これぞ「前橋タンメン」
麺屋 燦鶴(さんかく)

2022.06.27

黒ずくめのご主人、火と格闘

「元祖 前橋タンメンの店」を掲げています。看板には「創業昭和92年」。ということは2017(平成29)年になりますか。昭和への愛着が感じられますね。「元祖」の名にふさわしいか。確かめましょう。

タンメンといえば塩味が一般的でしょう。塩もありましたが、ここは一番上にある醤油をいただきます。無料ということで、図々しく大盛りに。

厨房では黒いタオルを頭に巻き、黒いマスク、黒いTシャツのご主人が奮闘。常に強火で豪快に鍋を振ります。ガタゴト、ジャー。野菜を炒め、スープを入れたら蓋をして、しばし味を染み込ませます。

▲大きなチャーシューに野菜たっぷり

▲辛タンメンは辛く痺れます

黒い大きな器に山盛りの野菜が乗ってきました。キャベツにモヤシ、ニラ、ニンジン、キクラゲ…。1日分の野菜を摂取できそうです。

鶏ガラ+野菜+背脂=スープ

まずはスープ。鶏ガラで取ったスープに野菜から出た甘味が加わります。表面に浮いているのは背脂。コクが増しますね。醤油ベースのタレと混ざり、「これが前橋タンメンか」と唸ります。

野菜はもちろんシャキシャキ。大きなチャーシューはレア状態で提供され、スープに浸すことで好みの火加減にできます。柔らかく、いい味しています。

自家製麺は中太で平打ち。適度に野菜やスープと絡みます。計算づくされた感がありますね。

▲ランチセットのカレーは日替わり

▲餃子は1個70円で好きなだけ注文できます

ご主人は地鶏ラーメンで人気の「翔鶴」さんで店長をされていたとか。独立して自分の店を持ちましたが、師匠の味を踏襲するのではなく、新たな境地を見い出した姿勢に感動しました。「前橋タンメン」。勝手に認証しました。

▲昭和のノスタルジーを感じさせる店舗

店舗情報

麺屋 燦鶴(さんかく)

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027-224-5600
住所 前橋市南町2-52-3
営業時間 11時~20時30分(火曜は15時)
定休日 水曜