gourmet
食べたい
料理で季節の移ろいを感じます
前橋駅に降りると、ついここに立ち寄りたくなってしまいます。北口から徒歩5分。東京・築地の料亭「つきじ治作」で腕を磨いた手島哲治さん(73)の小料理屋「葉茶屋」です。
店内はカウンター5席、こたつ1卓のみ。店主とお客さんで一体感を味わえるちょうどいい大きさです。
黒板を見て、注文を決めます。旬の魚の刺身や焼き物、揚げ物が中心なので、ここで季節の移ろいを感じることも度々。
まずはカツオの刺身と鯵のたたき、白エビの天ぷらからいきましょう。ビールはサッポロラガーの赤星を薄張りのグラスで。「すぐ割れちゃうんだよね」と言いながらも、薄張りを使ってくれる店主さんには感謝しかありません。
稚鮎とワカサギの天ぷらもいただきます。揚げたてのアツアツをガブッと頭から。この苦みがいいですね。夏だなあ。
「うちの畑で取れた新じゃがを煮てみたよ」、店主さんのサービスもうれしいです。薄味なのにしっかり味が染みている、さすがの腕前。
ニンニク入りが店の名物
開店は昭和50(1975)年なので、もう少しで半世紀。創業時に「何か店の名物を作ろう」とメニューに加えたすいとんは、いまも根強い人気です。
出汁がしっかり利いた淡い醤油味のスープ。親指大のすいとんと鶏肉、ダイコン、油揚げ、シイタケ、タケノコと具だくさん。ニンニクが利いているのがポイントです。「風邪気味なんで、すいとんにニンニク入れてくれない」、常連さんの言葉でこの味付けが生まれたのだとか。
ちなみに我が家では「ニンニク増量ね」といつもお願いします。
店舗情報
葉茶屋
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- 027-243-4934
住所 | 前橋市表町2-28-12 |
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営業時間 | 17時頃~ |
定休日 | 日曜 |