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食楽酒喜 厨(くりや) 
優しいもつ煮と紅の豚

2026.07.24

柔らかさに驚く看板料理

 スタッフの元気な声が飛び交い、店内はにぎやか。2005年2月の開店から21年を迎えた店には、長く愛されてきた居酒屋らしい活気があります。

 生ビールと共に頼んだのは、開店以来、好評を集めているのが「こだわりもつ煮」です。使うのは、厳選した群馬県産豚の大腸と直腸だけ。砂糖は加えず、もつ本来の旨みと食感を生かすため、必要以上には煮込みません。

▲土鍋で登場

 土鍋の中には、大ぶりのもつと大根、ねぎ。高菜をトッピングしてもらいました。もつは驚くほど柔らかく、歯がなくても食べられそうなほど。見た目は力強いのに、汁はあっさりしています。大根にも優しい味が染み込み、しみじみとうまい。高菜を溶かすと塩気が加わり、後半は少しきりっとした味に変わります。

▲プルンとしたもつ

 もう一つの人気料理が「紅の豚」。群馬県産豚の肩ロースを甘辛い生姜だれで焼き、名前通り、山盛りの紅生姜を載せています。「これでもか」と盛られた赤に驚きますが、酸味と辛みが豚肉の脂を軽くし、思いのほかさっぱり。甘辛だれとの相性もよく、紅生姜が多いほど箸が進みます。

▲紅生姜の山に驚き

飲んだ先に待つ一杯

 黒板メニューから選んだ生かつお刺身は厚切りです。しょうが、にんにく、ねぎに、しょうゆとポン酢。脂のあるところはポン酢でさっぱり、にんにくを添えれば力強い酒の肴になります。

▲旬のカツオ、文句なく美味しい

 熱した鉄板でジュージューと音を立てながら登場したのはレバニラ炒めです。片栗粉でコーティングしたレバーに、もやしとニラをたっぷり合わせています。湯気と音に誘われ、また酒が進みます。

▲厚切りのレバーです

 明太子きゅうりは390円。太く切ったきゅうりに明太子をきちんと散らし、マヨネーズを添えています。軽い一皿ですが、明太子の塩気ときゅうりの歯触りがよく、合間につまむのにちょうどいい。

 ここで自家製珈琲焼酎をグラスで。キンミヤ焼酎にコーヒー豆を漬け込んだ一杯で、口に含むと香ばしいコーヒーの香りがツーンと鼻へ抜けます。気に入って、もう一杯お代わりしました。

▲これ、390円とはビックリ価格です

▲自家製珈琲焼酎、美味しい

 締めは「あがりのラーメン」。澄んだスープに平打ち麺、チャーシュー、わかめ、ねぎ。淡麗な見た目ながら、味はしっかりしています。居酒屋の締めと侮るなかれ。下手なラーメン屋より、ずっとうまい。

 駒形の人はいいなあ。こんないい店が近所にあって…。

▲平打ち麺とスープが秀逸だった、あがりのラーメン

店舗情報

食楽酒喜 厨(くりや)

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027-267-1113
住所 前橋市駒形町1235-1
営業時間 7時~24時(食事LO23時、飲み物LO23時30分)
定休日 日曜(月に一度、日・月曜連休あり)