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戦時下伝える軍袴、手榴弾
前橋空襲資料館で新収蔵品展
2026.07.04
市街地の8割が焦土と化し、600人近くの尊い命が奪われた1945(昭和20)年8月5日の前橋空襲の悲劇とたくましく復興した歩みを伝える「前橋空襲と復興資料館」で7月4日、第1回新収蔵品展が始まった。軍人所持品など市民から寄贈された資料の中から41点を特別展示している。
市民提供の41点を公開
カーキ色の軍袴、陶器性の手榴弾や多数の手紙や書類が資料館の一角に展示されている。
▲新収蔵品展のコーナー
軍袴は旧日本陸軍で使っていた冬季や乗馬用のズボン。展示品は昭和18年製で、腰回りがゆったりしゲートルを巻くために膝下が細くなっている。
陶器製の手榴弾は深刻な金属不足を背景に昭和19年夏から軍需工場で製造された。信楽焼きで高さ8㌢、直径8㌢、重さ330㌘。
軍人所持品はこのほか、補充兵の身分証明書、兵士の心得や行動規範、軍事法規が記された典範令、出征兵士の見送りの際に肩に掛けられた愛国婦人会の襷が目をひく。
▲信楽焼きの手榴弾とゲートル
昭和天皇が復興状況の視察と国民の激励のために昭和21年3月、前橋市を行幸した際の写真は天皇と少年2人が話をしている場面で、この1人が寄贈者。国道17号線の銀座通り入口辺りで撮影された。
▲昭和天皇と話をする少年の写真
書簡は中国残留日本人孤児からの手紙、前橋空襲で犠牲になった女学生にまつわる資料がある。
展示資料は前橋空襲資料館の開館に際して市民から寄贈された資料の一部。定期的に資料を入れ替え、収蔵品展として公開していく。
▲常設の展示資料
資料や写真の提供呼び掛け
前橋空襲資料館は前橋空襲と復興に関する資料を募集している。前橋空襲の前に大量に投下された空襲を予告する伝単(予告ビラ)は現物が1枚もない。空襲直後の風景写真も5枚しかなく、提供を呼び掛けている。
▲空襲予定地を記した伝単(複製)
▲前橋空襲の翌日に撮られた市街地
慰霊コーナーでは前橋空襲で犠牲になったのが確認された508人の名前とともに、提供された14人の写真も展示しており、こちらも募集している
▲慰霊コーナーに記された前橋空襲殉難者
前橋空襲と復興資料館第1回新収蔵品展
- お問合せはこちら
- 090-2583-5668
| ・会場 | 前橋空襲と復興資料館 昌賢学園まえばしホール2階(前橋市南町3-62-1) |
|---|---|
| ・期間 | 2026年7月4日(土)~10月4日(日) |
| ・開館 | 10時~17時(最終入場16時30分) |
| ・休館 | 火曜(祝日の場合は翌平日) |
| ・入館 | 無料 |


