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鈴木貫太郎を大河ドラマに
「実現する会」が署名活動
2026.05.29
太平洋戦争の終結に尽力した前橋市ゆかりの首相、鈴木貫太郎を主人公とするNHK大河ドラマの実現を目指し、「大河ドラマ『鈴木貫太郎』を実現する会」が署名活動を進めている。大河ドラマとして取り上げてもらうことで、戦争と平和を見つめ直す契機にしたい考え。署名簿は鈴木の誕生日にあたる12月24日、NHKに提出する。
ヒストリアか電子署名で
実現する会は2025年10月、前橋鈴木貫太郎顕彰会(腰高博会長)が中心となって発足した。
発会式には鈴木のゆかりの地である大阪府堺市や千葉県野田市、栃木県足利市の関係者も参加し、全国的な運動として展開していく方針を確認。会長には前橋市出身で日本商工会議所名誉会頭の三村明夫氏が就任した。
署名は大河ドラマ化を後押しするため、広く市民や関係団体に協力を呼びかけている。
▲署名に協力を求める三村さん
三村会長は「なぜ戦争を始めたか。終戦にもっていくことは非常に難しい。全国のみなさんの力を借りて実現に向けて努力したい」と協力を呼び掛けている。
発会式に講演したノンフィクション作家、保阪正康さんは「鈴木貫太郎ほど国民的ドラマ、歴史の大きなドラマで描いてほしい。近代史というのは何を教えているのか、そのことを吸収するのに最大のテーマ。『読む・視る・聞く』で本当の歴史に近づく」と話していた。
▲鈴木の功績を語る保阪さん
集まった署名はNHK会長宛てに、大河ドラマ化に関する要望書とともに提出する。
署名はJR前橋駅北口のアクエル前橋2階にある歴史エンターテイメント施設「ヒストリア前橋」で常時受け付けている。
電子署名も受け付けている。署名はこちらから。
鈴木貫太郎(すずき・かんたろう)
1868年、和泉国伏尾(現大阪府堺市)に関宿藩(千葉県野田市関宿町)の藩士の子として生まれる。千葉県から前橋に移り、厩橋学校(現前橋市立桃井小学校)、群馬県中学校(現群馬県立前橋高等学校)で学んだ。海軍兵学校に進み、日清、日露戦争に従軍。連合艦隊司令長官などを歴任後、侍従長として昭和天皇に仕えた。1936年の二・二六事件で銃撃されたが一命を取り留める。1945年4月、首相に就任、同年8月、ポツダム宣言を受諾した。1948年、関宿町の自宅で死去する。享年81。


