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チャペルを音楽ホールに
2月1日「アメイジング音楽サロン」開業

2026.01.16

チャペルを音楽ホールに
2月1日「アメイジング音楽サロン」開業

 結婚式場のアメイジンググレイス前橋(前橋市小相木町、萩原隆史社長)は、敷地内のチャペルを音楽ホールとして整備し、2月1日に「アメイジング音楽サロン」を開業する。ピアノプラザ群馬社長の中森隆利さんの協力を得て、グランドピアノ「ヤマハC3」を新たに導入した。背景には、前橋市内で深刻化する音楽ホール不足の問題がある。
(取材/阿部奈穂子)

客席数100席、音響の良い空間

 高い天井にシャンデリアが映えるチャペルは、楽器の音に包まれるような響きが特長だ。音響は良好で、客席は約100席。小規模な演奏会に適した空間となっている。

 「前橋や群馬の若手音楽家に発表の機会を与えたい。小中学生が音楽に触れる体験を増やしてあげたい。産婦人科と連携した胎教コンサートや、着物を着て和楽器に触れる演奏会など、独自の企画も考えていきたい」と萩原社長は話す。

▲前橋のために協力したいと萩原社長

 貸しホールとしての利用も可能で、利用料金は1日3万9800円~。控室、ピアノ利用などは別途料金がかかる。駐車場は100台分備えている。

▲大きな窓からは赤城山も臨める

深刻な前橋のホール問題に一石

 音楽サロン誕生の背景には、前橋市内のホール不足がある。2020年ごろから「コンサートでチャペルを使えないか」という相談が増え始めた。「調べてみると、群馬県民会館小ホールの利用停止や、2023年の前橋テルサ閉館が影響していた。昌賢学園まえばしホール(前橋市民文化会館)に利用希望が集中し、発表会が開けない音楽サークルも増えていると聞いた」と萩原社長。

▲ステージから見た客席

 そうした中、群馬県出身の木管トリオ「キリトモトリオ」のフルート奏者、木村ひかりさんから、「チャペルを誰でも気軽に使える音楽ホールにしてほしい」との提案があった。木村さんは自身の結婚式を同式場で挙げ、過去に演奏会も行っており、萩原さんとは親交があった。

▲音楽サロンを提案した木村さん

 「群馬には音大出身者が多いが、発表の場が少なく、東京に出たまま戻らない人も多い」と木村さんは話す。

 前橋のホール不足は深刻だ。一部には「公民館や元気プラザ21などを使えばいい」との声もあるが、「それは違う」と語るのは中森さんだ。「ステージがあり、客席があり、特別な空間で音楽を聴き、演奏する。その緊張感や高揚感が、子どもたちの感性や演奏家を育てる」とプロの立場から強調する。

▲ヤマハC3を納入。「このホールに理想的なサイズ」と話す中森さん

 同サロンを拠点に、若手音楽家の活動を支援する「NPO法人ぐんまコンサート実行委員会(仮称)」の設立も進んでいる。代表は中森さんが務める予定だ。

アメイジング音楽サロンお披露目記念公演
Gala Concert
前橋市出身の作曲家山邊光二さんの「ピアノとフルートとクラリネットのためのサーカス組曲」などを演奏する。ソプラノ、岡田七海さん、フルート、木村ひかりさん、クラリネット、橋本茉柚さん、ピアノ、黒沢真木子さんが出演。
日時/3月15日(日)13時30分開演
会場/アメイジング音楽サロン(アメイジンググレイス前橋内チャペル)前橋市小相木町772-3
入場料/大人3000円、学生1000円
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店舗情報

アメイジンググレイス前橋

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027-210-7722
住所 前橋市小相木町772-3