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【カレーの魔力▶ラーメン編】
二大国民食 夢のコラボ

2025.08.25

【カレーの魔力▶ラーメン編】
二大国民食 夢のコラボ

 カレーとラーメンという二大国民食を合体させた夢のメニューながら、なぜか、カレーうどんほどメジャーになっていません。カレーライスを扱っていてもメニューにない店もあります。そんな中で、ご紹介するのはどこも絶旨。そして、個性的です。

米寿と喜寿、ベテラン奮闘

 JR総社駅近くの「風来軒」ではカレーラーメンと半半カレーをいただきました。米寿のお母さんが1人で切り盛りしています。具はタマネギだけ。麺は柔らかめ。でも、愛情たっぷりのカレーは懐かしくて、優しくて。ずっと残ってほしい店です。

▲風来軒のカレーラーメンと半半カレーライス

 赤城県道沿いの「麺工房 マロニエ」も喜寿になるご主人が厨房を1人でこなしています。前橋では珍しい佐野系の優しいラーメンに自慢のカレールーを掛けると一気に荒々しくなります。醤油ラーメンとミニカレーのセットが人気です。

▲餃子も美味しいマロニエ

 大盛りガッチリ系の「お食事処 竜園」のカレーラーメンはすごくクリーミーです。スープカレーのようにさらさら。最初は甘いかなと感じますが、後からスパイスが追いかけてきます。麺は細麺か太麺を選べます。カレーライスやドライカレーもあり、こちらは辛口、ねっとり系です。

▲竜園のドライカレーはねっとり。生卵が合います

 二郎インスパイア系の「原点らーめん」は「レッドカレーらーめん」と呼びます。スパイシーな辛さを背脂の甘みがうまく包み込んでくれます。ワシワシとモチモチを楽しめる面も最高。小ライスを頼んで残ったスープに入れればスープカレーに。

▲小ライスもぜひ頼みましょう

姿を消すカレーラーメン

 非常に残念なニュースがあります。カレーラーメンを看板にしていた「松屋軒」が2025年1月、37年守った暖簾を下ろしました。鶏ガラに加えてウナギの骨をスープに使い、独特の甘みを出していました。「企業密だよ」と言いながら教えてくれた店主さんにいまさらながら感謝申し上げます。

▲独特の甘さが人気の秘密だった松屋軒のカレーラーメン

 「元祖辛麺屋桝元 前橋県庁南店」も2025年8月8日をもって閉店しました。蕎麦粉入りの通称、コンニャク麺、うどん、中華麺から選べ、替え玉ができました。前橋下小出店にはカレー辛麺がなく、ぜひ引き継いでほしいところです。

▲替玉でラーメンを入れ、カレー辛麺に

 桝元のすぐ近くの中華料理「大集閣」もしばらく休業が続いています。カエル料理も用意する本格中華をお安く提供してくれました。お得なセットが豊富で、Cランチはカレーラーメンとライス。何とか、復活を遂げてもらいたいです。

▲ボリュームいっぱいの大集閣のランチ

 ※価格や商品内容、営業時間などは取材時のデータです。変更になっていることもあります。