大集閣
愛される町中華、高級メニューも登場

前橋中央病院近くにあるレトロな町中華の店です。安くて美味しいランチは種類が多く、何にするか悩みどころ。メニューの最初にある回鍋肉片定食、ホイコーローにしました。

カウンターの向こうで店主が中華鍋を豪快に振っています。リズミカルな音が熟練の技を感じさせます。いい香りが漂ってきて、さあ出来上がり。

豚肉はロースでしょう。柔らかく適度に脂身があります。野菜はキャベツにピーマン、長ネギ。豆板醤の辛味、甜面醤の甘味が食材によく染み、絶妙な味加減です。甘辛って、一番ご飯が進みますね。ご飯に乗っけていただきます。

大きなキャベツはベタッとならず、シャキシャキ。油通ししておくのでしょうか。豚肉とキャベツの相性は最高です。

ラーメンもお薦めです。何と450円。スープが黒い、昭和なラーメンです。もちろん、ナルトも海苔も乗っています。チャーシューはやや小ぶり。メンマは細切りでした。

見た目ほど濃い味ではありません。鶏ガラや野菜で取ったスープは脂がほとんど浮いていません。

麺は極細でやや縮れがあります。やや柔らかめ。胃に優しい一杯です。

ご主人の大美賀文夫さんは有名な中華料理店で修業した後、1980年に店を構えました。「どの料理もあまり油を使わないようにしている」と聞いたことがあります。夜は本格的な料理も登場します。予約でカエル料理もありますよ。