gourmet

食べたい

上州和彩うなぎよしもと
蒲焼きと白焼きが共演

2025.07.12

交互に食べれば美味しさ倍増

　鰻が食べたい。では、浜名湖へ…、行かなくても大丈夫。浜名湖産の活鰻をいただけます。

　鰻重と鰻丼は大きさで６段階。最高級ブランド「でしこ」は土曜、日曜のみの数量限定とか。

　白焼き鰻重なんてのもあります。これもいいかも。ということで、２つの味を楽しめる「鰻重二色乗せ」にしました。

▲白と茶色の鰻でぎっしり

　30分ほどして、御膳が到着。重箱の蓋を取ります。わくわくする瞬間ですね。白と茶、二色の鰻が仲良く半身ずつ並んでいます。

　まずは白焼きから。ワサビと塩を付けて。蒲焼きのように蒸さないので鰻はサクサクッ。鰻そのものの旨みを感じられます。白焼きは酒のつまみでいただきますが、ご飯とは初めて。ご飯にうっすらタレが掛かっていて、結構いけます。

▲白焼きにはワサビを乗せて

　半分食べたら蒲焼きに。こちらはふっくら。1977（昭和52）年の創業以来、継ぎ足してきたというタレはすっきりした甘さです。鰻はやっぱり蒲焼が一番かな。ご飯が進みます。

▲浜名湖産の証明書付きの活鰻を使います

　肝吸いもいい味していますね。肝がいっぱい。上品な薄味で口をさっぱりさせてくれます。

▲肝がたくさん入った肝吸い

　蒲焼を半分残して、再び白焼きに。ワサビを多めに乗せていただきます。あれっ、これいい。清涼感が広がり、また蒲焼を食べたくなります。

　最後の蒲焼きは山椒を振って。山椒は鰻に直接ではなく、ご飯に振ります。寿司のワサビと同じ原理。ぐっと美味しくなりますよ。

▲鰻の後のアイスコーヒー

　二色乗せは初めてでした。他の店では見かけたことがありません。手間が掛かるからでしょうか。

　でも、白焼きを挟んだおかげで蒲焼きを最後まで美味しくいただけました。いいアイデアですね。