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歌舞伎寿司
寿司を握って60年、熟練の技
2021.11.05
歌舞伎寿司
風格のある暖簾をくぐると、カウンターはわずか5席のみ。それを居酒屋使いしてしまいます。
つまみはいつもお任せ。最後にお好みで寿司を握ってもらいます。
本日の1品目はタラの白子とモズク酢。白子は濃厚な味わい。それでいてくどくないし、酢はツンとしない。自家製のポン酢を使っているそうです。
刺身の盛り合わせはマグロ、小肌、タコの3点盛り。マグロは赤身と中トロの間の、勝手に「小トロ」と呼んでいる一番好きな部位。タコは焼き霜造り。香ばしくて生ダコや茹でタコより旨味を感じます。小肌の締め具合もすばらしい。
奥様による焼き野菜や揚げ物、蒸し物も変化に富んで、いいつまみになります。
そろそろ寿司をいただきましょうか。まずはマグロ。続いて北寄貝とイクラ。イクラがことに旨い。筋子を仕入れて、御主人が手作りします。蒸し海老と鉄火巻きで締めます。
修業先からの由緒ある店名
ご主人の田中稔さん(78)は青森県の出身。高校卒業後、銀座に本店のある歌舞伎寿司で修業し、縁あって現在地に店を構えたのが1968(昭和43)年。60年以上、寿司を握っています。
「材料が上がっても、できるだけお安く寿司を食べてもらえるよう頑張ります」。素晴らしい職人魂です。
ちなみに、今夜のお支払い5000円。1人でなく2人。ビール1本と焼酎をキープしてありましたが、それにしてもお安い。
店舗情報
歌舞伎寿司
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- 027-231-8614
住所 | 前橋市国領町1-12-19 |
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定休日 | 火曜、臨時休業あり |