食事処 丸登
ほのぼの旨い定食の店

　「東の太食」、「西の丸登」を前橋二大食堂と勝手に認定しています。美味しくて、量が多く、家族経営のほのぼのした居心地が最高です。
　席に着くと、お茶、冷水、おしぼりと注文を書くメモ用紙が置かれます。秋に食べる機会が少なかったサンマが無性に食べたくなり、サンマ干物定食を選択。味噌汁を割り増しなしで蕎麦、うどんに変えられるので、「温うどん」と記入しました。

　あれっ、サンマが裏返し。頭が右なのも変ですね。食べづらいのでひっくり返します。この辺のおおらかさも、また味の内かもしれません。
　まずは、うどんから。七味をたっぷり掛けて温まりましょう。中細で柔らかめ。揚げ玉入りです。

　サンマはほろ苦い生もいいですが、干物は臭みがなく、旨みも凝縮された感じです。おろしを載せて、熱々ご飯と一緒に。しみじみ旨い。
　こちらの定食は小鉢が２品付いてきます。納豆と煮物に出会う確率が高いですね。煮物はほのぼのする味付け。お新香もたっぷりで大盛りのご飯が進みます。

　盛りがいいので、ガテン系の職人さんや若い営業マンに重宝されています。彼らに人気なのがデカ盛りのカツカレーとオムライス。カレーを頼むと、「ルーが足らなくなったら足すかんね」と声を掛けてくれます。
　ラーメンやうどんにミニ丼が付くセットも充実しています。麺類は４種類、ミニ丼はタラコ、ヒレカツ、カレーの３種類あり全部で12種類。カツ丼のヒレカツを付けるのが１番人気のようです。

　店は1976（昭和51）年に開店しました。来年で半世紀。初代夫婦をはじめ家族で切り盛りしています。厨房に近い裏口から出ると、２代目が「ありがとうございました」と笑顔で送り出してくれました。