本郷
定食とスポーツ居酒屋と

　趣のある暖簾をくぐると、サッカー元日本代表、ザスパ群馬の細貝萌選手のユニホームが目に飛び込んできます。壁には大型スクリーン。昼は定食屋さん、夜はスポーツ観戦居酒屋として盛り上がるそうです。

　自慢のもつ煮定食をミニうどんか蕎麦の付くセットにしました。250円増しです。張り紙に「蕎麦は二八になりました」とあったので、迷わずもり蕎麦に。

　蕎麦が付くと、お膳が豪華になりますね。細打ちですから、伸びないうちに蕎麦を啜りましょう。水切りがしっかりして独特の食感。汁にたっぷり付けた方がいいでしょう。温かい種物に会いそうですね。

　蕎麦を少し残し、主役をいただきます。もつに豆腐、ダイコン、ニンジン、コンニャクと具が盛りだくさん。具は小さめに切ってあり、食べやすいんですね。

　やや甘めの味噌味です。臭みはまったくなく、もつと野菜の旨みが感じられます。一味を多めに振りかけ、ご飯と一緒に。これは、ご飯が進みますね。

　ご飯を平らげたら、残しておいた蕎麦を具の少なくなったもつ煮に投入します。もつ煮蕎麦の出来上がり。蕎麦が生き返ったよう。うどんでもいいでしょう。

　相方は東丼にひかれました。温かいご飯とマグロの漬けの丼です。寿司屋さんの鉄火丼のように酢飯もいいけど、温かいご飯も合うんです。

　マグロは真っ赤な赤身。薄めにそぎ切りされたマグロが何重にも乗っています。恐らく注文があってからワサビ醤油に漬けるのでしょうが、いい感じで味が染み、身がしっとりしています。

　定食も丼物も小鉢が付いてきます。ともにナスでしたが、こってりしたもつ煮は煮浸し、さっぱりした東丼には揚げ浸し。主役に合うように変える、細やかな心配りがうれしかったです。