gourmet
食べたい
肉汁にタヌキ、キツネ
密かに「美食の街」と呼んでいる駒形でお初の蕎麦屋さんへ行ってきました。駒形バイパスを通るたびに看板を見かけていましたが、つい通り過ぎてしまって…。品のある暖簾をくぐりましょう。
お薦めの1番上にある「家紋そば」をいただきます。家紋の「抱き茗荷」をイメージし、先代が考案した看板商品とか。冷たいそばを具だくさんの熱い汁で食べるつけ麺。一番好きなタイプです。
北海道産のソバ粉を二八で打った蕎麦はやや色黒で、きれいに細く切り揃えられています。江戸蕎麦のよう。四角に切られた海苔が2枚飾られています。ちょっと、かわいいですね。
汁には豚肉に揚げ玉、お揚げの刻みにキュウリの千切りも入っています。豚肉の旨みと揚げ玉のコクが重なり合い、もり汁では味わえない奥深さを感じます。
蕎麦を2、3本手繰って汁に浸し、ズズーと啜ります。冷水で締められた蕎麦が汁の中で膨らむよう。具も一緒に味わったり、海苔で巻いて食べたり。キュウリの食感が楽しいですね。
きしめんと白エビかき揚げ
前橋市内では珍しい「きしめん」もあります。ざるにして、白エビのかき揚げを追加しました。
麺は幅0.5㌢ほど。汁によく絡みます。喉越しがよくて、つるつる啜れます。
かき揚げはサクサク。香ばしく磯の香りを楽しめます。これはいい組み合わせでした。
2代目店主の長谷川幸市さんの父親が東京・巣鴨から故郷に店を移して40年。江戸蕎麦の粋を守りつつ、地元に親しまれるよう、工夫を重ねています。お腹いっぱいになるセットメニューが多いのも地元愛からです。
店舗情報
そば処 大橋屋
- お問合せはこちら
- 027-266-4761
住所 | 前橋市駒形町1258-2 |
---|---|
営業時間 | 11時~14時30分、17時~19時 |
定休日 | 火曜 |