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緑水会、初陣で歓喜の勝利
三条凧合戦に上州けんか凧
2024.06.05
新潟県三条市で6月1日に開かれた三条凧(いか)合戦に前橋商工会議所青年部「緑水会」が初参戦、5つの合戦で勝利した。「参加することに意義がある」初陣だったが、白星を挙げることができ、出場者は大喜び。9月に開かれる三条凧合戦の新人戦へ早くも気合を入れている。
合戦数は上位に食い込む
三条凧合戦は江戸時代から続く新潟県指定無形民俗文化財。三条発祥の小型の六角巻凧を使用、糸が絡み合うと合戦となり、相手の糸を切って凧を落とし合う。毎年6月の第1土曜、日曜に開催しているが、今回は荒天のため2日目は中止となった。
緑水会は25の合戦を戦い5勝した。赤組15組の中で12位。初陣ながら経験のある組を上回り、合戦数では7位に食い込んだ。多くの敵の糸に絡むことができたためで、凧を操作する技量が上がれば上位進出が期待できる。
緑水会凧揚げ部の石川将平部長は「勝利することができ参加者は大満足。合戦の数はトップクラスなので、勝ち方を学べば自然と点数が付いてきます。次回は10点を目指して頑張ろうとメンバーと話しています。9月に新人戦がありますので、まずはそこに向けて練習します」と満足そうに初陣を振り返った。
さらに、「合戦も満足ですが、三条の人たちとの交流が楽しそうでした。面白く、温かい方がたくさんいます。それを実感しました」と交流を深めてきた。
緑水会は前橋市制100周年を記念して、1992年から「上州空っ風凧揚げ大会」を開いている。2023年9月の三条凧合戦新人戦に出場したのをきっかけに三条との交流が始まり、今年2月の上州空っ風凧揚げ大会では三条凧協会、三条商工会議所青年部の協力で初めて「上州けんか凧」を行った。