そば平「ヒレソースかつ丼」が王者
第14回T-1グランプリ

そば平は前回入賞したメニューをブラッシュアップして再挑戦した。ヒレカツをより厚くして噛んだ時の食感をよくしたのが最大の改良点。蕎麦屋さんらしい出汁の効いたソースに絡ませ、まろやかでなじみやすい味に仕上げている。

蕎麦は北海道幌加内産の玄ソバを毎朝、店内で石臼挽きし、挽きたて、打ちたて、茹でたてを提供する。

2代目店主の松井さんは前橋商高野球部のOBで、フルマラソンをサブ４（４時間以内に完走）で走るスポーツマン。「前橋産の豚肉はしっとりして香りがいい。ありきたりのメニューだが、いい肉を使いブラッシュアップすることでグランプリをいただけた。前橋の活性化に少しでも貢献できればうれしい」と笑顔を広げていた。

ヒレソースかつ丼の食レポはこちら。（価格は変わっている場合があります）

前橋名物のソースカツ丼がT-1グランプリに選ばれたのは第１回の「そば処 大村総社」以来。

ルーキー賞のビストロ欅は2023年10月に開店したばかり。受賞作は「彩り野菜とグリル麦豚ハヤシライス」。「豚肉に合わせるため、豚骨のある部分も一緒に煮込んで専用のソースを作りました」とシェフの萩原達也さん。オーナーの河村悠史さんは「何度も試作して完成させた。豚肉のハヤシライスを前橋の新たな名物として普及させたい」と話している。

麦豚ハヤシライスの食レポはこちら。

T-1グランプリの表彰式はFMぐんまと前橋中心商店街協同組合が主催して中心街全体を会場にした「ツナガリズム祭り」の一環として開かれた。

メーン会場の中央イベント広場では前橋華流太鼓やご当地アイドルグループあかぎ団のライブなどが開かれ、熱心なファンでにぎわった。